YAMAHA LS-10T w/Anthem SL 1998年製
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今となっては驚きのプライスで提供されていた浜松工場製のヤマハLS-10T!!アンセムSL付きで汎用性もばっちりの個体です!!

90年代半ばころから急速に人気を広げ、大きなムーブメントとなったフィンガーピッカー・ブーム。そんなフィンガーピッカーを主なターゲットとしてヤマハが開発したのが今回入荷のLSシリーズです。先に登場したLEXシリーズを継ぐ形で1998年~2003年まで生産されたシリーズで、オール単板ボディー&メイド・イン・ジャパンが売りのリーズナブルでありながらハイ・クオリティーな製品として人気を博したシリーズです!今回入荷はそんなLSシリーズのマホ・ボディーLS-10のティンテッド・カラー・バージョン。ヤマハらしいティンテッド・カラーとレスポンスが良くマホガニーらしい透明感のあるサウンドが魅力の1本です!

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、ダブルXブレーシング、実測43.2mmナット、651mmスケールのヤマハ・オリジナル・セミジャンボ・ボディー。ボディー幅は約395mm、ボディー厚は約110mmと、マーチンの000サイズより僅かに大きいボディー形状ですが、抱えた感じはほぼほぼ000と変わりはありません。気持ちボディーが厚いかな~?くらいの感じです。

また、こちらのモデルはマホガニーのウォームで伸びのあるサウンド特性を生かすため、低めのダブルXブレーシングが採用されているのも特徴です。一般的にダブルXブレーシングと聞くと、鳴らない印象を受けられる方も多いかと思いますが、モーリスのSシリーズなんか見ても、ダブルXって案外サウンド・バランスに優れているように思います。

そのサウンドはレスポンスが良く、爽やかでクリアーなマホガニー・サウンド!ハイからローまでバランスよく発音され、嫌みの無いすっきりとしたサウンドを響かせます。重過ぎず軽やかに鳴るローに、マホガニー・ボディーならではのふくよかで柔らかな中域、煌びやかで艶のある高音などが混然一体となり、耳障りの良い美しいサウンドをご堪能頂けます。そんなに音圧感のあるサウンドではありませんが、フラットピックでストロークなんかしても充分広がりのあるサウンドを奏でますので、歌モノのバックなんかでも充分使えると思います。フィンガーで爪弾いた時にはマホ特有の色気たっぷりな柔らかく且つ煌びやかなサウンドをご堪能頂けます!また、こちらの個体には後付けでL.R.BaggsのAntem SLピックアップが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即戦力です。後付けでPUを付けられる方も多いですが、定価46.200のまぁまぁ高級なPUなので、PU付きの方が良いという方にはかなりのお買い得感かと思います!

楽器のコンディションは、小キズこそ散見出来ますが、年式から考えるとまずまずの美品コンディションと言えるでしょう。ボディー・トップにはポツポツと小さな打痕や擦り傷が見られます。ブリッジ下にいくらか目立つキズが2つ有りますが、その他は光の反射で見て初めて気付く程度のキズばかりですので、20年以上使われてきた楽器としては取り立てて気になるような事は無いかと思います。サイド~バックに掛けてはちょっとした擦り傷程度が発見出来るくらいでかなり綺麗な状態を保っています。よくよく見ると、SIDE&BACKには極うっすらとした白濁傾向が見られますが、こちらもまず気にならないレベルです。ネックの11フレット裏、6弦側寄りにカリカリと引っ掻いたようなキズが集中していてやや目立ちますが、演奏上は気にならないと思います。また、ネック裏にはポツポツとカポによる木部の僅かな凹みも確認出来ます。それと分かって手で撫でれば少し凹みを感じますが、こちらも普通に演奏するには何ら問題無いかと思います。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに僅かな減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度の高さが残っていますので、まだまだ安心してお使い頂けます。

今現在の日本製のヤマハのお値段を考えると、、、非常にリーズナブルでハイ・クオリティーな1本かと思います!

ケースは当時別売りだったヤマハ・ハード・ケースが付属します。

SN:ON641J