GUILD D-35 1977年製
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  • 配送期間:1-3日1

ネック裏の塗装剥がれやちょっとした修理歴有りの為、格安の70年代ギルドD-35が入荷しました!!

マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。テイラー・ギターなどの台頭により、最近ではすっかり影の薄いメーカーになってしまった感がありますが、50年代~80年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーです。今回入荷はギルド全盛期の77年製のD-35。近年物のリイシューと違い、ガツンと野太いサウンドが魅力の1本です!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測43.1mmナット、25.5インチ・スケールのギルド・ドレッドノート・ボディー。ブレーシングなどの木取りが太く、全体的な重量が重たいのがオリジナル・ギルドの特徴で、それ故に野太くパワフルに鳴ってくれるオリジナル・ギルド・サウンドは、この時代のものならではの醍醐味です!

サウンドはガツンッとパワフルに鳴ってくれる野太いサウンド!マーチン・サウンドのような繊細さはありませんが、その分、男らしく無骨に鳴ってくれます。かといってギブソンほど暴れる感じもなく、ギブソンよりはサスティーンもあり、、、って感じですので、マーチンだと優し過ぎ、ギブソンだとラフ過ぎる、、なんてお考えの方にはドンピシャなサウンドじゃないかと思います!フラットピックでき鳴らせば、バリンバリンと力強く豪快なストローク・サウンドをご堪能頂けますし、フィンガーで爪弾いけば、マホ・ボディーらしい素直で透明感のあるサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、オールマイティーにお使い頂けるサウンドかと思います!

楽器のコンディションは、年式なりの小キズ、使用感、経年感など有ります。小さい打痕や擦り傷など多数有りますが、使っていれば普通に付くようなキズばかりですので、年代物のギターとしては特に気になるような箇所は無いかと思います。修理歴としては、ボディー・トップの1弦側肩部、PGの外側のラインを跨ぐような感じで13cmほどのクラック修理があります。また、PG内側の指板脇、サウンドホール下にもクラック・リペアーがありますが、それぞれしっかり接着修理され、裏からは補強のクリートも打たれていますので、強度的な心配はありません。この年代のギルドはマーチン同様PGの上から塗装が吹かれていますので、PG周りのクラックは致し方ない部分ですね。6弦側のサイドにも8cmほどのクラックのように見える箇所がありますが、こちらは塗装表面のキズでクラックではありません。その他気になりそうな箇所としては、ネック裏の塗装が広範囲に渡って剥がれています。ネック・ヒール近くの塗装剥がれは、スタンド負けから発生したような感じですが、1フレット~10フレット辺りに掛けては恐らく故意に剥がされたものかと思われます。ラッカー・フィニッシュの手触りが嫌いだったんですかね?現在はフィニッシュが残っている所との境目にも段差は無く、手触りもサラサラで演奏性はスムーズです。その他は年式なりのウェザーチェックや小傷は見られますが、ビンテージ物として見て取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.3mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕は有りませんが、さすがにこれ以上弦高を落とす必要も無いでしょう。フレットは全体的にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割程度の高さは残っていますので、まだ当分はリフレットの心配もありません。

ギブソンでもマーチンでも無い、独自のサウンドを貫くギルド・サウンドを是非ご堪能下さい!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:160297