探して見ると意外に少ないナロー・ネック期のL-48!!年式以上にビンテージ感プンプンの68年頃L-48が入荷です!!
主にブルース系ギタリストから絶大な支持を受けるアーチ・トップ・モデルL-48。もう一つの人気機種L-50と人気を二分するアーチ・トップの人気モデルです。L-48とL-50の違いは年式にもよりますが、主に使用材の違いとポジション・マークなどです。マホ・トップが殆んどのL-48はより泥臭くブルージーなサウンドが人気で、スプルースTOPのL-50はより汎用性の高い切れの良いサウンドが人気です。今回入荷は68年頃の個体。1946年~1971年まで長い歴史を持つL-48の中でも個体数の少ないナロー・ネック期の1本です!
マホガニーTOP、マホガニーSIDE、メイプルBACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板&ブリッジ(ブリッジ・リプレイス)、実測39.5mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・アーチ・トップ。ナロー・ネックのL-48も珍しいですが、最近ではL-48自体市場に出回っている個体数がかなり少なくなってきています!
サウンドはアーチ・トップらしいブリブリッとした出音に短めのサスティーン、独特のリバーブ感がありブルースなんかやるには最適なブルージー・サウンドです!カッティングなんかした時のリバーブ感がなんとも心地よく、アーチ・トップでしか味わえない独特のサウンドが秀逸です。フィンガーで爪弾いても、サスティーンは短めながら、リバーブ感のあるサウンドが得られますので、フィンガーピック・ブルースなんかにもバッチリ嵌まります!また今回入荷の個体はナロー・ネックのため、音の粒立ちの良さ、歯切れの良さも格別なので、ジプシー・ジャズ系のカッティングなんかにも抜群の相性を見せるんじゃないかと思います!
楽器のコンディションは年式以上にビンテージのオーラぷんぷんの「いかにも」な出で立ち!全体的にびっしりと細かいウェザーチェックが入り、パッと見た目は40年代か50年代くらいのビンテージに見えます。ネック裏にもびっしりとウェザーチェックが入り、要所要所で塗装が剥がれ、手触りはガサツキを感じますので、ネック裏はスムーズじゃなきゃイヤという方には不向きですが、このザラザラ感はいかにもビンテージを握っている感じですので、この手のビンテージになれている方なら何ら気にならないかと思います。また、きつめのケースに入れていたのか?6弦側肩部にも塗装の剥がれが確認出来ます。その他小キズなども拾い上げればキリがありませんが、ビンテージ・ギターとして見て、取り立てて気になるようなキズは無いかと思います。PGは無くなっています。ブリッジは交換されていて、サドルに牛骨を仕込んだようなブリッジになっています。
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.0mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。ブリッジのエレベーションはまだ上下どちらにも充分可動しますので、お好みの弦高にセッティング可能です。フレットは全体的にかなりペタペタになっていますが、オリジナルの半分くらいの高さが残っていますので、まだ当面はリフレットの心配も無いかと思います。
壁に掛けているだけでも絵になるアーチ・トップ!フラットトップ弾きの方でも1本コレクションに加えたくなる、フラットトップとはまた一味違った魅力を持つギターです!
ケースは汎用のハード・ケースが付属します。
SN:507779