GIBSON CF-100 1951年製
  • 在庫あり
  • 配送期間:1-3日1

ビンテージ・ギブソンならではの貫禄のルックス&サウンド!!大変稀少な51年製CF-100が入荷しました!!

ギブソン初のカッタウェイ・ボディー・アコースティックとして1950年から生産が開始されたCF-100。1951年からはP-90ピックアップ付きのCF-100Eもラインナップに加わりましたが、共に1958年までと短命に終わりました。しかしこのコアなモデルのファンは多く、多くのプロ・ミュージシャン達も愛用する人気モデルです。今回入荷は51年製のピックアップ無しバージョンのCF-100。CF-100Eより更に市場に出回る数の少ない稀少なモデルです!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板&ブリッジ、オリジナル・スキャロップ・ブレーシング、実測42.8mmナット、24.75インチ・スケールの14 1/8ワイドのフローレンタイン・カッタウェイ・ボディー。実はこのCF-100、ボディー・スタイルが2つ存在しています。一つはこちらの個体のような、LG-2のカッタウェイ・バージョン、もう一つはCF-100Eのボディーをそのまま流用した、サウンドホール位置がもう少し下に下がったバージョンです。どちらのスタイルの方が多いのかは分かりませんが、ビンテージ市場を見ていると、サウンドホール位置が下のものの方が多く出回っているように感じます。そういう意味でも今回入荷の個体はなかなかの稀少モデルと言えるかと思います!

サウンドはLG-2譲りのコンパクトながら荒削りにラウドに鳴ってくれるギブソン・トーン!立ち上がりも良く、ボディーも良く反応していて、この時期ならではのやや泥臭さも感じられるブルージーなスキャロップ・サウンドをご堪能頂けます。フラットピックで掻き鳴らせば、16インチ・ボディーほどの音圧感は無いものの、エッジの立ったザクザクとしたギブソン・サウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いてもスキャロップ・ブレーシングらしい泥臭くもサスティーン充分なブルージー・サウンドが得られますので、歌モノのバックからフィンガーピック・ブルースまで、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでその個性的なギブソン・サウンドをお楽しみ頂けます!

楽器のコンディションは、年式なりのキズや経年感、ヤレや修理歴などあり、ビンテージらしい貫禄たっぷりな出で立ちになっています。まず修理歴としては複数本のクラック・リペアー跡があります。この年代のギブソン特有のPG脇のクラックは、PG内側にサウンドホールを跨いで上下共にありますが、全体的なヤレ具合とピッキング跡でぱっと見にはそんなに目立ちません。一番目立つクラック修理としてはボディー・トップのブリッジ下からセンター・シーム部が剥がれ接着修理されています。またその両サイドの1弦下と6弦下辺りから5~6cmのクラック修理があります。センター・シーム部の修理は少し黒い筋に見えますのでやや目立ちますが、両サイドのクラックはぱっと見にはほとんど分かりません。その他にもトップの6弦側肩部から6㎝程のクラック修理が1本、バックの1弦側膨らみ部辺りに10cmほどのクラック修理があります。それぞれのクラックはがっちり接着され、裏からはしっかりと補強のクリートが打たれていますので、強度的な心配はありません。まぁ人間でも70を超えると体のあちこちにガタが来て、修理しながら生きながらえていくものですから、この手の修理跡も70歳オーバーのギターが持つ貫禄の1つとお考えいただければ幸いです。。ペグは以前にシャーラー・タイプか何かに交換していたようで、ネジ穴埋め修理跡があり、現在はオリジナルに近いクルーソン・タイプの3連ペグに交換されています。その他にも年式相応のキズやウェザーチェックなど多数ありますので、決して極美品とは言えませんが、弾く為の楽器としてはバッチリ調整されていますので、このルックス含め、ビンテージならではの「味」でしょうね。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは全体的に減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配も無いでしょう。

驚くほどの勢いで高騰を続けるビンテージ・ギブソン。CF-100もあれよあれよと言う間にどんどん高騰していますので、このコンディションでこのお値段なら決してお高い買い物では無いと思います!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:6965-16