こだわりのカスタマイズが施された2021年製J-45スタンダード！！

1942年に生産が開始されて以来、いつの時代も数多のプレイヤーから愛され、その時々のサウンドを数々の名盤の中に残してきたギブソンを代表するワーキング・ホースJ-45。音楽環境や時代の流行り廃りに合わせて、その時々で数々のマイナー・チェンジを繰り返してきたJ-45ですが、それぞれの時代のサウンドにはそれぞれの魅力があり、ひとつのモデルとしてくくる事は難しい、バリエーションに富んだサウンドを持っています。今回入荷は2021年製のJ-45スタンダード。現在一番売れているアコギの1つであることは間違いの無い、現代のスタンダード中のスタンダード・モデルです！

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測44mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。通常のJ-45スタンダードはグローバー102CペグにエレメントVTCピックアップ搭載ですが、こちらの個体は前オーナーの方のこだわりによりペグはグローバーのオープン・バック・タイプに、PUはL.R.Baggsの最高級機種Anthemに乗せ換えられています。

サウンドはギブソンらしい張りのあるラウドなサウンド！フラットピックで掻き鳴らせば、ガツンッと音が立ち上がり、荒削りに適度に暴れるサスティーンを伴って、豪快なギブソン・サウンドを響かせます。ペグがオープン・バックになりヘッドが軽くなっている効果で、通常のスタンダードに比べ明るく軽快に鳴ってくれますし、まるでアディロン・トップのような目の開いたスプルース・トップなので、かなり豪快にバリンッと鳴る印象です。また、近年物のリイシューは、スキャロップ・ブレーシングになっているので、サスティーンも充分に得られます。ですからフィンガーで爪弾いても、粒立ちが良く、マホガニー・ボディーらしい素直で透明感のあるサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、オールマイティーにお使い頂けるサウンドになっています！そしてプラグイン時にはAnthem PUの多彩なサウンド・バリエーションが楽しめますので、ライブやレコーディングにも無敵のパワーを発揮します！

楽器のコンディションは見ての通り、ボディー・トップに豪快なピッキングキズがあります。恐らく気持ちよくフルスイングで弾いていたのでしょう（笑）、6弦側サウンドホール脇はピッキングに因り塗装がいくらか薄くなっている箇所があります。が、ギブソンってこの手のキズが似合うので良いですよね（笑）。キズ無し美品をお探しの方には不向きですが、がっつり弾き込まれた顔付きのギブソンがお好きな方なら何ら気にならないレベルかと思います。ピッキングキズはPGを通り越して1弦側サイド付近までピッキング跡は見て取れますが、その他はボディーの方には取り立てて気になるようなキズも無く、綺麗な状態を維持しています。ヘッド・トップにはガリガリと引っ掛けたようなキズがいくつか目立ちますが、ネック裏などはキズも無く演奏性もスムーズです。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5ｍｍ、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットにちょんちょんと弦の跡が付いていますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8～9割程度の高さが残っています。

かなり激しく弾かれていたせいか、音の反応、デカさも申し分ない1本！後からAnthemに乗せ換える事を考えてもお買い得な1本かと思います！

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:21761011