GUILD GF-55 1993年製
  • 在庫あり
  • 配送期間:1-3日1

ギルドGFシリーズ最上位機種!!16インチ・スモール・ジャンボGF-55美品中古が入荷です!!

マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。テイラー・ギターなどの台頭により、最近ではすっかり影の薄いメーカーになってしまった感がありますが、50年代~80年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーです。今回入荷はフェンダー社に買収される直前の93年製のGF-55。伝統のウエスタレー工場で作られた1本です!

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、トラディショナル・ギルド・スキャロップ・ブレーシング、実測44.5mmナット、25.5インチ・スケールの16インチ・スモール・ジャンボ。このGFシリーズは1987年~93年まで、トラディショナル・シリーズとして発売されていたモデルで、ポール・サイモンやジョー・ウォルシュらの至高のパートナーであったF-30RNTの流れを汲むシリーズとして人気を博しました!92~93年に限定生産されたF-30Rポール・サイモン・モデルも同じ16インチ・スモール・ジャンボでしたので、考えようによってはポール・サイモン・モデルのデラックス・バージョンとも言えますね(笑)。ブロック・パール&トライアングル・アバロン・ポジション・マークが最上位機種に相応しい貫禄を感じさせます!因みに94年のフェンダー社買収後、色んなモデル変更がありこのGFシリーズも姿を消してしまいますが、、ビンテージ・ギターのバイブル、グルーン・ビンテージ・ガイド・ブックに因ると、今回入荷の個体がGF-55の最終シリアルのようです。

サウンドはガツンと音が立ち上がり、野太く力強く咆哮するパワフル・サウンド!オリジナル・ギルドは重量がかなりありますが、この重たいボディー故の芯が太くトルクの強いサウンドこそがギルド・サウンドの醍醐味かと思います。マーチンなんかと比べるとやや荒削りで男性的なこのサウンドはギルドでしか出し得ない魅力のサウンドです。フラットピックで掻き鳴らせば、ゴツンといった感じで音が立ち上がり、野太い基音にこのボディー形状ならではのふくよかさが加わり、力強くも包容力のあるサウンドを響かせます。フィンガーで爪弾いても、決して重く鳴り過ぎない反応が良く芯のしっかりした出音に、このボディー形状ならではの豊かなリバーブ感が加わり、艶のある美しいサウンドを奏でますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、あらゆるスタイルでこの楽器の持つ魅力をご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは年式から考えるとキズの類も少なく、全体的にはかなりの美品コンディションですが、ボディーのセル・バインディングが剥がれ、接着修理されています。ギルドのセル・バインディングって分厚くてかなり強固なバインディングの為、再接着された箇所はマーチンなどのセル剥がれ修理よりは少し目立ちますが、しっかり接着されていますので、今後長く使う分には安心かと思います。バックのバインディングは長さが足りなくなった影響で、ネックヒール部下の両サイドに1mm弱のセルの継ぎ足しがあります。また、ネックのバインディングの1弦側最終フレット付近と6弦側の9フレットのサイド・ポジの所でバインディングがピッと切れています。まあこれはギルド、、と言うかバインディング巻きのネックの宿命みたいなもんですね。その他は小さなポチキズやかすかな擦り傷が散見出来る程度で、全体的に見れば年式の割には相当綺麗なコンディションと言えるでしょう。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.1mm程度のセッティングになっています。数値で見ると1弦側がやや高めですが、弾いた感じはそんなに高さは感じません。サドルにはもうほとんど余裕がありませんので、更に弦高を落としたい場合にはネック角調整などの調整が必要になりそうです。フレットの減りはほとんど無く、ほぼ10割の高さが残っています。

ギルドらしいダイナミックなサウンドながら深みのある癒しのサウンドです!

ケースもオリジナルのハード・ケースが付属していますが、蓋を止める紐が切れているので開けるとマーチン・ブルー・ケースのように180度ガバッと開いてしまいます。

SN:GF100166