MARTIN D-18 1946年製
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  • 配送期間:1-3日1

ブリッジ・リプレイスながらエボニー指板&ブリッジ最終年の本物の鳴り!!稀少な46年製D-18が入荷しました!!

1932年に生産が開始されて以来、常にD-28の好敵手として在り続け、ミュージック・シーンを支えてきた人気モデルD-18。マーチンと言えばとにかくD-28が中心的な存在ですが、D-18こそがマーチンのマーチンたるサウンドだと言うファンも多く、D-28と並び永遠のスタンダードと呼ぶに相応しいマーチン社が生み出した傑作モデルです!今回入荷は46年製の個体。翌47年からはハカランダ指板&ブリッジに変更され、46年と47年では別物と考えられています。ブリッジは新しいエボニー・ブリッジに貼り直しされていますが、そのサウンドはなるほど納得の貫禄のビンテージ・サウンドです!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ(ブリッジ・リプレイス)、ノン・スキャロップ・ブレーシング、実測42.5mmナット、25.4インチ・スケールのマーチン伝統のドレッドノート・ボディー。ネック幅は実測で42.5mmとやや幅細ですが、握った感じはかなりしっかりとしたグリップ感で、50年代以降のモノよりは確実に太めのグリップ感になっています。

そのサウンドはレスポンスの良い爆発力のあるラウドなサウンド!この年式のマーチンは、ノン・スキャロップ・ブレーシングでタイト且つ野太く音が発音され、直進性に富んだパワフルなサウンドが魅力です。マーチン特有の中域のしなり感や音の弾力性もたっぷりと感じますが、それよりも極限まで含水率の低くなった木材から織りなされる軽快でパワフルに鳴るサウンドはやはり50年代以降の個体とは違い、「いかにも本物のビンテージ・サウンド!」と唸る事間違いなしの魅力たっぷりなサウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、レスポンスが良く軽快な爆音を響かせますし、フィンガーで爪弾いてもレスポンスと音の分離の良い、爽やかなリッチなトーンを奏でますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで、この年式ならではのマホガニー・ボディーの魅力を存分にご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは、年式なりの歴戦のルックス!トップ板は長年のピッキングに因り塗装が剥がれ、バック板にも多数のバックル・キズがありますので、決して美品とは言えませんが、このルックスこそが40年代の貫禄かと思います。修理歴としては上記の通りブリッジが交換されています。ネックをリセットした際に厚みが足りなくなったのでしょう、現在はしっかりと厚みのあるエボニー・ブリッジに交換されています。マーチン・クラックはPG内側に入り、がっちりと接着修理されています。PGの上の方にも4cmくらいのヘアライン・クラック修理があります。また、1弦側ボディー・サイドのウエスト部付近にも8cmくらいのクラック・リペアーが確認出来ます。そして一番大きな修理跡として、、6弦側の肩部に何か落下して穴が開いたようで、内側から2.5cm×1.5cmほどの木材が当てられ穴を補修しています。表面上は6弦側肩部全体的にオーバー・ラッカーされていて、他の満身創痍な塗装面と比べるとツルンとした感じになっています。ペグはオリジナルですが、どういう訳か1弦側のツマミ3個のみ、色が変色しています。

ネック・コンディションは良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはリフレットされてからまだそんなに使われていないようで、充分な高さが残っています。

このパワフル且つ芳醇なマホガニー・サウンドは長い年月を経てこその素晴らしいビンテージ・トーンかと思います!ブリッジ・リプレイスとは言え、相場より100万円安いお値段を考えると、買っておいて損はない出物かと思います!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:95547