MARTIN D-18 1975年製
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70年代マーチンらしい爽やかで温かみのあるマホガニー・サウンド!!

1932年に生産が開始されて以来、常にD-28の好敵手として在り続け、ミュージック・シーンを支えてきた人気モデルD-18。マーチンと言えばとにかくD-28が中心的な存在ですが、D-18こそがマーチンのマーチンたるサウンドだと言うファンも多く、D-28と並び永遠のスタンダードと呼ぶに相応しいマーチン社が生み出した傑作モデルです!今回入荷は75年製の1本。ちょっとした修理歴はありますが、全体的なコンディションは上々で、70年代らしい包容力のあるマーチン・サウンドが楽しめる1本です!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、ローズウッド・ブリッジ・プレート、実測43.2mmナット、25.4インチ・スケールのマーチン伝統のドレッドノート・ボディー。シンプルな装飾と、飾り気のない素直で透明感のあるサウンドが魅力です!

そのサウンドはマホガニーらしい素直で透明感のある音色ながら、ボディーが良く反応していて、思いの外ラウドなサウンド!ハイからローまでバランスよくフルレンジに鳴ってくれ、マホガニーらしい明るく弾力性に富んだサウンドで、70年代マーチンならではの包容力抜群のサウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、反応が良くボリューム感たっぷりなパワフル・サウンドが得られますし、フィンガーで爪弾けば、マホならではの透明感のあるリバーブ感に包まれた美しいサウンドが得られますので、フラットピックからフィンガーピック、ソロまでオールマイティーにこなせるマーチンのテッパン・サウンドを存分にご堪能頂ける事と思います!!

楽器のコンディションは、全体的には年式の割にはまずまず綺麗なコンディションを維持していますが、いくつかのちょっとした修理歴があります。まず、この年代のマーチンに付きもののマーチン・クラックはPGの内側にありますが、丁度ブレーシングの真上辺りが少しだけ口を開いたようで、ほとんど目立ちません。接着剤を流し込んで固めたようで、裏からは補強のクリートは打たれていませんが、ブレーシングとブリッジ・プレートでがっちり固まっていますので、強度的にも問題ありません。PG自体は交換されていますが、角を丸めたブラック・ガードに交換されていますので、ぱっと見の雰囲気も損なっていないかと思います。また、ボディー・トップの6弦側のブリッジ斜め下辺り、丁度弾く時に腕で隠れる辺りに3㎝強のヘアライン・クラック・リペアーがあります。何かをぶつけて割れてしまったようですが、表面上はそのキズに隠れてそんなに目立たないかと思います。裏からは補強のクリートが打たれ、しっかり接着修理されていますので、今後使っていくにも心配は無いでしょう。そして、ケースか何かでゴリゴリと擦ってしまったのか?1弦側のサイドの肩部のバック側の角に5cm×1cmくらいの塗装のタッチアップがあります。指摘されればなるほどと分かりますが、指摘されなければ見逃してしなうくらい自然に馴染んでいますので、70年代マーチンとして考えれば気になる程でも無いかと思います。エンドピンはオーバーサイズの物にリプレイスされています。その他、小キズやウェザーチェックなどそれなりにありますが、年式から考えて取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。

ネックは過去に一度リセットされていて差し角もばっちり、ネック・コンディションも良好で綺麗にストレートです。現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはリフレットされてからまだそんなに間がないようで、ほぼほぼ10割の高さが残っています。

70年代マーチンもこのところ急速な高騰を続けています。このコンディション、このサウンドでこのお値段なら絶対お買い得な1本かと思います!

ケースは近年物のマーチン・ケースが付属します。

SN:369160