Sumi S-DMG(Adirondack) 2015年製
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鷲見さんにしては珍しいドレッドノート・ボディーにアディロン・トップを起用したカスタム・モデル!!ほとんど使用感の無い新品同様極上中古です!!

鷲見英一氏はジャパン・ビンテージで人気のブランドJumboを製造していた田原楽器の出身。鷲見さんが29歳の1986年、上田市に自身の工房を立ち上げ、以来日本のギター・ルシアーの先駆けとして精力的に活動を続けています。今回入荷は2015年製のカスタム・モデル。マスター・グレードの木材が織りなす工芸品のような素晴らしい出来の逸品です!

アディロンダック・スプルースTOP、ホンジュラス・マホガニーSIDE&BACK、ホンジュラス・マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測43.8mmナット、645mmスケールのドレッドノート・ボディー。鷲見さんの作品でドレッドノート・ボディーというのも比較的数が少なく珍しいですが、トップ材に赤エゾ松では無くアディロンダック・スプルースが起用されているのもなかなか珍しいスペックかと思います。ヘリンボーン・トリムに美しいカーリー・コアで縁取られたバインディングなど、非常に芸術性の高いギターに仕上げられています!

そのサウンドは弾むような低音に奥行きの有る中域、煌びやかで艶やかな高音などが混然一体となり、艶やかで抜けの良いサウンドに昇華しています!個人的な感想になってしまいますが、鷲見さんのギターってどこか和風だしが効いていて、何とも言えない日本的な侘び寂びが感じられるように思うんですが、今回の個体は和風だしは少なめで(笑)、より抜けが良く爽やかに響くサウンドのイメージです。やはり赤エゾ松では無くアディロン・トップというのもサウンドに影響を与えるのでしょう、いつもの鷲見さんサウンドに比べるといくらか押し出しの強いアメリカンなサウンドのように感じます(笑)。甘さ控えめでカリンと粒立ちの良いホンジュラス・マホガニーらしい抜けの良さに、ふくよかで色気たっぷりな中低域の余韻が美しく、硬すぎず甘くなり過ぎずの絶妙なトーン・バランスで美しい音色を響かせます。フラットピックで搔き鳴らせば、立ち上がりが良くブライトで力強いパワフル・サウンドを響かせます。フィンガーで爪弾いた時の美しく瑞々しいサウンドは特筆もので、弾き手本人がうっとりする事間違いなしのサウンドが得られますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで鷲見ワールドを存分にご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは、ほとんど使用感の無い極上コンディションです!塗装が極薄なので、杢目に沿って塗装の引けはいくらか有りますが、キズの類はほとんど見当たりません。光にかざして子細に眺め回していくと、ボディー・トップのサウンドホール脇に2mmくらいのピックを引っ掛けてしまったような微かなスレが1つ見つかりますが、余程注意深く見ない限りまず気付かないレベルの微かなスレですので、まず気になるレベルでは無いでしょう。また、よくよく見るとサウンドホール脇にはマグネットPUを付けていたような跡も見つかります。コードはそのままサウンドホールから出していたのか?エンドピンはオリジナルのままです。その他にはボディー・バックに1mmくらいのちょこんとしたキズが1つ見つかりますが、こちらも塗膜の引けと言われればそんな気もする程度の些細なキズですので、余程キズに敏感な方でも充分許容頂ける範囲かと思います。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますが、さすがにこれ以上弦高を落とす必要な無いでしょう。フレットはローフレットに少し弦の跡が付いている程度でほぼほぼ10割の高さが残っています。

見ているだけでも美しい工芸品のようなギターですので、飾っていても弾いても楽しい所有感が満たされる事間違いなしの逸品です!

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:15953