アディロン・トップ&ラージ・サウンドホールの圧巻のパワフル・サウンド!!2007年製ウィンフィールド・マホガニーが入荷しました!!
作りの精巧さと爆発的なサウンドに定評のあるコリングス・ギター。プリ・ウォー・マーチンをリスペクトしながらも独自の理論とアイディアを盛り込んだコリングス・ギターは、1990年代からブルー・グラッサーを中心に爆発的な人気を誇り、現在私たちが手にし得るギターとしては間違いなくトップ・レベルのギターとして認知されているアメリカ、テキサスのギター・メーカーです。今回はそんなコリングス・ギターの中でも、フラッグシップ・モデルに相当するウィンフィールドのマホガニー・ボディーが入荷しました!
アディロンダック・スプルースTOP、ホンジュラス・マホガニーSIDE&BACK、ホンジュラス・マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測43.9mmナット、25.5インチ・スケール、ロング・スロット・サドル、105mmラージ・サウンドホール、スキャロップ・ブレーシング(ノー・タング・ブレース)という仕様。レギュラーのD-1との大きな違いは、トップ材、サウンドホール径、そして指板下のタング・ブレースと呼ばれるブレーシングが1本少なく、よりラウドにボディー全体で音を出す構造になっている点です。
そのサウンドは正にラウド!圧倒的な存在感と野太さで力強く咆哮してくれます!アディロン・トップならではの太く粘る音の立ち上がりに、ノー・タング・ブレース&ラージ・サウンドホールに因る箱全体が共振して前に押し出すパワフルなサウンドは、ブルー・グラスやカントリーなど、パワー重視の奏法にはもちろんの事、繊細なタッチのフィンガー・ピックにも敏感に正確に反応してくれ、どんなプレイ・スタイルでも存在感のあるサウンドを奏でます!
楽器のコンディションは、年式なりのキズや使用感などあります。まず一番目立つのがボディー・トップの6弦ブリッジ下辺りに2cm強のゴリッと硬い物で擦ったようなキズがあります。塗装面が抉れ、木部まで少し凹んでいますので、手触りもガサツキを感じますが、トップの両サイドにかなりベアクロウの杢目が出ていますので、ぱっと見ベアクロウの1つに見えます。その他にもトップには打痕やサウンドホール周りの塗装剥げなどありますが、ベアクロウ気味の派手なトップの杢目に隠れて、そんなには気にならないかと思います。SIDE&BACKにも小キズは多数確認出来ますので、決して極美品とは言えませんが、10年以上現役で使い込まれてきた楽器として見れば、貫禄ある佇まいになっているかと思います。ヘッド・トップの2弦ペグと3弦ペグの間に1cmくらいの線キズがあり、やや目立ちますが、まぁこちらも全体的なヤレ具合から考えればそんなに気になる程でも無いかと思います。過去にPUを搭載していた時期もあったようで、エンドピンはオーバーサイズの物に交換されていますが、ぱっと見はオリジナルと変わらないサイズ感に見えます。
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.7mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にかなり減っていますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの必要も無いでしょう。
現在のこのモデルの新品のお値段はなんと150万円!!!おいそれと手が出せるギターでは無い超高級モデルですが、キズ有りとは言えベアクロウ気味な渋いトップと使い込まれてきたが故の圧巻のサウンドでこのお値段なら超絶お買い得かと思います!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:14133