稀少な拓朗イヤー&タバコ・サンバースト・フィニッシュのB-25が入荷しました!!
ギブソン・スモール・ボディーを代表する人気のLGシリーズ。B-25はLG-2とLG-3が1962年にモデル名が変更となりB-25、B-25Nと呼ばれるようになりました。日本では多くのミュージシャンがB-25を愛用している影響も有ってか、LG-2や3よりもB-25の方がポピュラーで人気の高い機種になっています。今回入荷は67年製のナロー・ネックの個体。最近ではこの辺のビンテージの出物もめっきり減ってしまいました。しかも今回入荷の個体は更に個体数の少ないタバコ・サンバースト・フィニッシュの1本です!
スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板&ブリッジ、ハカランダ・アジャスタブル・サドル、Xブレーシング、実測40mmナロー・ネック、24.75インチ・スケールの14 1/4インチ・スモール・ボディー。60年代も後半に近づくにつれ、同じサンバーストでもアイスティー・バーストのような薄いサンバーストの個体も増えてきますが、、こちらはしっかりと赤みも残ったコントラストの効いたサンバーストで激シブです!
サウンドは反応の良い軽快なアジャスタブル・サウンド!とは言えこちらの個体、ブリッジもサドルも木製なので、プラ・ブリッジ期のものよりもしっかりとした低音が出、ハイからローまでバランスよく発音されます。ハカランダ・サドルなので、セラミック・サドルの個体より更にサスティーンは短く感じられますが、この歯切れの良いサウンドこそがこのモデルの持ち味かと思います。フラットピックで掻き鳴らせば、短めのサスティーンにアジャスタブル・ブリッジ特有のチリチリとした高音が絡み、歯切れの良いサウンドを響かせます。フィンガーで爪弾いてもアジャスタブル・ブリッジならではのリバーブ感たっぷりなサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを選ばず、その個性的なサウンドを存分にご堪能頂ける事でしょう!現在ではあらゆる素材のリプレイスメント・サドルが手に入りますので、色々付け替えてご自身のお好みのサウンドを探すのも楽しいかと思います!
楽器のコンディションは、年式なりのキズやウェザーチェックなど確認出来ますが、木部の割れなどは無く、年式から考えるとまずまずの美品コンディションと言えるでしょう。トップには全体的にちりめん状のウェザーチェックが入り、6弦側膨らみ部辺りにぶつけて塗装がチップしている箇所もあったりしますが、、まぁ弾く時には腕で隠れるので目印程度でしょう。SIDE&BACKにもちょんちょんとキズは散見出来ますが、こちらも年代物のギターとして見て取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。ネック裏は比較的キズも少なく演奏性もスムーズです。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側1.8mm程度にセッティングしていますが、アジャスタブル・サドルはまだ上下どちらにも可動しますので、お好みの弦高にセッティング可能です。フレットは全体的に減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配も無いでしょう。
サウンドも顔つきも貫禄十分のビンテージB-25!形は違いますが(笑)、拓朗さんのJ-45の弟分としてお使い頂くのもオツかと思います!
ケースは汎用のハード・ケースが付属します。
SN:093508