全体的にアメ色に焼けてもはやビンテージ・ギターの風格すら感じるルックス!!2004年製ハミングバードの入荷です!!
1960年に販売が開始されて以来、J-45と並びギブソンを代表するアコースティック・ギターとして人気を博しているハミングバード。ハチドリが描かれたピックガードの印象が強烈で、最もギブソンらしいルックスを持つ人気モデルです!今回入荷は2004年製のハミングバード。年式以上に経年感が感じられるシブシブの個体です!
シトカ・スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測44.4mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・スクウェア・ショルダー。最近発売されるハミングバードはヴィンテージ・チェリー・サンバーストなどの、比較的赤が綺麗に残ったカラーリングがリイシューされていますが、こちらは赤がいくらか退色した雰囲気を再現したヘリテイジ・チェリー・サンバースト。最近あまりこの色を見かけなくなったせいか、妙に新鮮で渋く感じますよね!
サウンドはギブソンらしいザクザクと鳴るラウドなサウンド!とは言えスクウェア・ショルダーなので、J-45やサザン・ジャンボなどのラウンド・ショルダーほどは音が暴れず、塊感のあるまとまりの良いサウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、ギブソンらしい荒削り感のあるワイルドなサウンドをご堪能頂けますが、軽めにストロークした時なんかの音のまとまり感は、ラウンド・ショルダーの荒削り感と比べるとソフトで爽やかなサウンドになります。このサウンドこそがハミングバードの持ち味で、古くからフォーク系のミュージシャンにも支持される所以のように感じます。また、フィンガーで爪弾いても、スキャロップ・ブレーシングでサスティーン、倍音ともに申し分なく、バランスの取れた粒立ちの良いサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションはキズはそんなでも無いですが、かなりの経年感とネック裏には広範囲で塗装負けがあります。まず塗装負けはギター・スタンドのゴムでやられたのでしょう、7フレット裏の塗装がデロンと溶けて無くなっています。手触りも段差をしっかり感じますので、ネック裏のキズはNGと言う方には不向きですが、演奏する上ではそんなに気にならないかと思います。どういう場所で使ってたのか不明ですが、全体的に塗装が焼けて、ビンテージのような貫禄すら感じる佇まいになっています。ロゴやクラウン・インレイの上の塗装も焼けて、ゴールドっぽく見えますし、バインディングなんかもかなりアメ色になっています。カラーリングに関してはヘリテイジ・チェリー・サンバーストが焼けて、ライト・ブラウンと言うか、、妙に渋いです。最近発売されているマーフィー・ラボのエイジド加工されたハミングバードの色合いに近く、見慣れると妙な貫禄を感じます(笑)。ペグも黄ばんでいていくらか腐食も進んでいるようで、手触りもガサガサします。操作性には問題ありません。ま、ペグは数千円で買えますから手触りが気持ち悪ければ交換してしまうというのも手かと思います。その他トップにはいくらかの打痕やウェザーチェックも数本確認出来ますが、トータルで見ればキズの類は少ない方でしょう。
ネック・コンディションは良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕がありませんが、現状でもプレイヤビリティーは上々かと思います。フレットの減りは意外に少なく、一番減っている箇所でもオリジナルの8~9割程度の高さが残っています。
見慣れてくると妙な迫力を感じる1本(笑)!塗装負けもあるので、その分お安めのお買い得な1本です!
ケースは残念ながらオリジナルでは無く、汎用のハード・ケースが付属します。
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