ザクザクとした小気味よいカッティング・トーン!!67年製J-45が入荷しました!!
1942年に生産が開始されて以来、いつの時代も数多のミュージシャンから愛され、その時々のサウンドを数々の名盤に残してきたギブソンを代表する人気モデルJ-45。その長い歴史の中で数々のマイナーチェンジを繰り返しながら、今なおギブソンの顔として人気の衰えないJ-45ですが、それぞれの年代、それぞれのスペックに色んな魅力があるからこそのご長寿モデルと言えるでしょう。今回入荷は拓郎イヤーの1967年製の1本!残念ながらカラーはチェリー・サンバーストですが、ザクザクと切れのある「あのサウンド」を存分にご堪能頂ける1本です!
スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板&ブリッジ、ハカランダ・アジャスタブル・サドル、実測39.9mmナロー・ネック、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。1966年の途中から67年の途中まで、わずか1年ほどしか存在しない、塗り潰しの顔料系のチェリー・サンバーストが目にも鮮やかな1本です!
そのサウンドはザクザクと小気味よいギブソン・アジャスタブル・サウンド!アジャスタブル・ブリッジ&ナロー・ネック期ならではの切れのあるコンプの効いたようなサウンドは、この年代のギブソンでしか味わえない唯我独尊的サウンドです。今回入荷の個体のサドルはハカランダですので、ウッド・サドル特有のサスティーンの短さは感じますが、これこそがこの年代のオリジナルのサウンドですね。逆にウッド・サドルの方がセラミック・サドルに比べてローの出は太くなりますので、こちらの個体もウッド・サドルらしいゴンゴンと腹に響くような低音にコンプの効いた中域、アジャスタブル・サドルならではのチリンとした艶のある高音が混然一体となり、バランスが良く且つ塊感のあるサウンドをご堪能頂けます!最近ではリプレイス用のアジャスタブル・サドルも各種素材で発売されていますので、色んなサドルを用意しといて、気分やその場の環境などでサドルを付け替えるのも楽しいかと思います!
楽器のコンディションは年式なりのキズや経年感などありますが、クラックなどの修理歴は無く、まずまずの良品状態を維持しています。ボディー・トップには年式なりのウェザーチェックや打痕などありますが、ビンテージ・ギターとして見て取り立てて気になるか箇所は無いかと思います。ネック裏の1フレット~5フレット辺りの1弦側寄りは長年の使用に因り、塗装が剥がれている箇所もありますが、こちらもビンテージ・ギターならではの風格で、演奏上は何ら気にならないかと思います。ストラップピンの増設も無く、エンドピンもオリジナルを保っています。
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度のセッティングしていますが、アジャスタブル・サドルはまだ上下どちらにも可動しますので、お好みの弦高にセッティング可能です。フレットは1、2弦を中心にそこそこ減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配も無いでしょう。
いかにもアジャスタブル・ブリッジらしいサウンドながら、バランスよくラウドに鳴ってくれる個体です!
ケースは汎用のハード・ケースが付属します。
SN:064084