GIBSON J-50 1967年製
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近年稀に見る非常に綺麗な個体!!リバーブ感たっぷりのアジャスタブル・サウンド!!67年製J-50が入荷しました!!

J-45のナチュラル・フィニッシュ・バージョンとして1942年に発表され、1947年頃から本格的な生産が始まったJ-50。J-45と並んで多くのミュージシャンから愛され、その時々のサウンドを数多くの名盤に残してきたギブソンを代表するもう一つの顔です。J-45同様、その時々の流行り廃りに合わせて様々なマイナー・チェンジが行われてきたJ-50。それぞれの時代のそれぞれのスぺックから成るサウンドにはそれぞれの魅力があり、一つのモデルとして括るには難しいバラエティーに富んだサウンドがあります。今回入荷は67年製の個体。当然小キズや経年感はありますが、近年稀に見る綺麗な個体です!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板&ブリッジの16インチ・ラウンド・ショルダーJ-50。サドルはオリジナルは恐らくハカランダ製の物が付いていたと思われますが、現在は艶ありのセラミック・サドルに交換されています。ヘッド角は14度、ナット幅は実寸で39.7mmのナロー・ネックというスペックです。ペグは66年~67年のみに見られる日本製のオープン・バック・ペグで、これがオリジナルです。

サドルがセラミックに交換されているせいか、サウンドにとてもリバーブ感が有り、アジャスタブル・ブリッジ特有のコンプが効いたようなサウンドに、心地よいリバーブが掛かり、このモデルでしか味わえない強烈な個性のギブソン・サウンドになっています!ピッキングするとエッジの立った荒削りな音で、カンカンと音が返ってきて、ナロー・ネックの割には低音の出も悪くなく、攻撃的に抜ける高音と相まって、何とも荒削りでラウドなトーン。特に2、3弦あたりの出が良く、ギブソンらしいミッド・レンジに音が集まってくるような気持ち良いカッティング・トーンが得られます!

楽器のコンディションは、年式なりの経年感こそ感じますが、キズの類は年式の割には少なく、かなり極上の部類に入るコンディションかと思います!この年式なら当たり前とされるヘッド角の潰れもありませんので、それだけでも保管状態の良さが窺えます。ボディー・トップには上品なウェザーチェックが入り、ブリッジ下は気持ち持ち上がり、少しトップの膨らみを感じますが、まぁこのくらいは正常範囲でしょう。上記の通りサドルは艶ありのセラミック・サドルに交換されていますが、この個体、サドルのスリットが少し狭いようで、セラミック・サドルの下の鉄板は入っていません。手持ちの鉄板を入れようとしてみましたが、ぎりぎり幅が足りず入りませんでした。現状サドルの割れや歪みなどはありませんので、このままお使い頂いても大丈夫そうですが、気になる方はタスクや牛骨のサドルに交換しても良いかも知れません。その他は小キズがちょんちょんと散見出来ますが、年式から考えるとキズの類はかなり少なく、塗装の艶感なども良い感じをキープしています。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.8mm程度にセッティングしています。アジャスタブル・サドルはまだ上下どちらにも可動しますので、お好みの弦高にセッティング可能です。フレットは擦り合わせがされた形跡が有り、更に凹んでいる箇所も有りますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割近くは高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配も有りません。

近年ではインフレや円安の関係でアメリカン・ビンテージは驚くほどの勢いで高騰を続けています。何とか頑張って買っちゃえば将来への貯蓄にもなりますので(笑)、是非前向きにご検討よろしくお願いします!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:329631