GIBSON Southern Jumbo 2001年製
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一番人気のクルーソン・タイプ・ペグ期のサザン・ジャンボ!!貫禄の鳴りの個体です!!

ギブソンを代表する人気モデルJ-45の上位機種として1943年から生産が始まったサザン・ジャンボ。1962年には1960年に発売されたハミングバード・モデルの成功を受け、ハミングバード同様のスクウェア・ショルダーに変更され、とても同じモデルとは思えないようなルックスに変わってしまいますが、ラウンド・ショルダー期のサザン・ジャンボはウッディー・ガスリーや山崎まさよし氏などの愛器として印象深く、見た目もサウンドも如何にもギブソンらしいモデルとして高い人気を誇ります。今回入荷は2001年製の個体。近年物のリイシューの中でも細かなマイナー・チェンジが繰り返されているサザン・ジャンボですが、今回入荷の個体は評価の高い旧代理店時代のオレンジ・ラベル&プラ・ツマミ・ペグ仕様の1本です!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測44.1mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。同じ旧代理店時代のサザン・ジャンボでもペグはオールド・バタービーン・ペグだったり、この個体のようにプラ・ツマミの独立クルーソン・タイプだったり色々ありますが、やはり一番人気はよりビンテージ・スペックに近いこのプラ・ツマミ・ペグですよね!

そのサウンドはガツンッと音が立ち上がり、適度に暴れるパワフルでラウドなサウンド!音の立ち上がりがJ-45ほどのルーズさが無く、もう少しタイトに硬質に音が立ち上がる印象で、かなりパンチの効いたサウンドになっています。というのは多くのサザン・ジャンボ・リイシューはJ-45やハミングバードなど他のモデルのブリッジと比べて、ブリッジピンがよりサドルに近い仕様になっているんです。その為、弦のテンションが強めに掛かり、よりタイトでテンション感のあるサウンドが得られる訳です。フラットピックで掻き鳴らせば、ラウンド・ショルダーらしい適度に暴れるパワフルで遠達性も高いザックザクのギブソン・サウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いてもコリッと粒立ちが良く適度なサスティーンを伴ったサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、オールマイティーにお使い頂けるサウンドかと思います!

楽器のコンディションは年式なりの小キズは散見出来ますが、遠目にもド派手に目立つようなキズはほとんど無く、20年間しっかり使われてきた事が窺える貫禄の顔付きになっています。ボディー・トップにはこつこつとぶつけた小キズがいくらか確認出来、サウンドホール周りにはピッキングで塗装が削れている箇所もありますので、新品同様をお探しの方には不向きですが、不自然なキズは無く、ギブソンらしい顔付きかと思います。SIDEやBACKにもそれなりに擦り傷等ありますが、こちらも20年以上前の楽器として見れば取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。また、バックの1弦側膨らみ部、サイドに近い辺りに13cmほどのヘアライン・クラックが入り接着修理されています。見た目もそんなに目立ちませんし、サウンドに影響を与えるような箇所でも無いので、まぁこのくらいは目印程度ですね。トップやバックには年式なりの渋いウェザーチェックが入り、トータルで判断しても極美品とは言えませんが、貫禄の佇まいになっているかと思います。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にそこそこ減っている箇所がありますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6割程度の高さが残っています。

ギブソンらしい貫禄と豪快なサウンドが楽しめる逸品です!

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:02981007