ポール・サイモン・ファン必見!!非常にレアなオーディトリアム・シェイプのF-30Rが入荷しました!!
マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。最近の若者にとってはアメリカ三大ブランドと言えば、マーチン・ギブソン・テイラーとなってしまうんでしょうが、ある程度のおじさんにとってはやっぱりギルドも外せませんよね(笑)!1995年にフェンダー社の傘下となり、2001年頃から生産拠点もフェンダー・コロナ工場やタコマ、オベーションなど転々とすることとなりますが、ウエスタリー・ロードアイランド工場で作られたギルドはオリジナル・ギルド・サウンドとして今なおギルド・ファンから熱い支持を受けています。今回はそんなウエスタリー工場製最終期の名作F-30R。1998年~2001年の極短い期間のみ作られていたモデルらしく、市場に出回る事は滅多に無いレア・アイテムです!
ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44.1mmナット、24.75インチ・スケールの15.28インチ・オーディトリアム・シェイプ・ボディー。F-30Rはかのポール・サイモンの愛器として度々生産されてきましたが、そのほとんどはダルマ型のボディー・シェイプでした。92年~93年に掛けて限定生産されたポール・サイモン・モデルも何故かダルマ型の方でしたね。今回入荷の個体はオーディトリアム・シェイプにドット・ポジションの初期F-30Rを忠実に再現していて、若かりし頃のポール・サイモンが弾いていたF-30Rとかなりニアーなスペックです!ヘッド・インレイやポジション・マーク、ブリッジのシェイプもドンズバですが、ヘッド・シェイプやトラスロッド・カバー辺りは惜しいところですね。あ、そもそもこちらはサンバースト・フィニッシュですが、、(笑)。
サウンドはガツンと音が立ち上がり、野太く芯の太いローズウッド・ボディーならではの密度の高いサウンド!オリジナル・ギルドは重量がかなりありますが、この重たいボディー故の芯が太くトルクの強いサウンドこそがギルド・サウンドの醍醐味かと思います。マーチンなんかと比べるとやや荒削りで男性的なこのサウンドはギルドでしか出ない魅力のサウンドです。フラットピックで掻き鳴らせば、ゴツンといった感じで音が立ち上がり、野太い基音にエッジ感が強く、やや短めのサスティーンが加わり、荒々しくも塊感のあるパワフル・サウンドをご堪能頂けます。フィンガーで爪弾けば一転、決して重くなり過ぎない反応が良く芯のしっかりした出音に、このボディー形状ならではの豊かなリバーブ感が加わり、艶のある美しいサウンドを奏でますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、あらゆるスタイルでこの楽器の持つ魅力をご堪能頂ける事と思います!また、こちらの個体には後付けでFishmanのアクティブ・ピエゾPUが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即対応可能です!
楽器のコンディションは全体的には年式の割に綺麗な状態を維持していますが、いくつか修理歴があります。ブレーシング剥がれとブリッジを一度貼り直した形跡があります。どちらの修理も年代物のギターとしては極当たり前の事なんですが、ブリッジが剥がれた際に塗膜も一緒に持ってきたようで、ブリッジ下に一部塗装をタッチアップしている箇所があります。光にかざして見ると轍状になってタッチアップ箇所は判りますが、パッと見にはほとんど目立ちませんので、そんなには気にならないかと思います。その他はポツポツと小キズは散見出来る程度で、年式から考えれば相当綺麗な状態を保っていると言えるでしょう。
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうほとんど余裕はありませんが、現状でもプレイヤビリティーは良好です。フレットは1、2弦にそこそこ減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの必要も無いでしょう。
滅多に出ない稀少モデル!マホガニー・ボディーのF-30とは違う重厚なサウンドの逸品です!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:AF301128