12弦と言えばやっぱりギルド！！プレイヤビリティー良好な73年製F-212XLが入荷しました！！

マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。最近の若者にとってはアメリカ三大ブランドと言えば、マーチン・ギブソン・テイラーとなってしまうんでしょうが、ある程度のおじさんにとってはやっぱりギルドも外せませんよね（笑）！中でもギルドの12弦ギターは特に評価が高く、日本でも12弦ならギルド！というプレイヤーも多い人気モデルです。今回入荷は73年製のF-212XL。ギルド12弦の中でも特に人気の高い17インチ・ジャンボ・ボディーの逸品です！

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・マホガニーSIDE&BACK、マホガニー/メイプル3ピースNECK、エボニー指板、ハカランダ・ブリッジ、実測45.8ｍｍナット、25.5インチ・スケールの17インチ・ジャンボ・ボディー。ネック幅は実測で45.8ｍｍと、12弦にしてはやや細身のネックで握りやすく、17インチ・ボディーから繰り出されるボリューム感たっぷりなサウンドが魅力のモデルです。

サウンドはマホガニー・ボディーの素直で抜けの良いサウンドに、ギルドならではのエッジ感が加わり、さわやか且つ音抜けの良い12弦サウンドを響かせます！マホ・ボディーなのでそんなに重厚な低音ではありませんが、17インチ・ボディーらしいふくよかでたっぷりとした音量感を感じる中低音にギルドらしいエッジ感のある高音、煌びやかでブライトな副弦の倍音が混然一体となり、いかにも12弦らしい美しくもボリューム感たっぷりなサウンドをご堪能頂けます！

楽器のコンディションはそれなりのキズや経年感、修理歴等あるものの、年式の割にはキズの類は少なく、まずまずの美品コンディションと言えるでしょう。まず修理歴としては、一度ネックがリセットされていて、その際に14フレット以降の指板下に薄い板を挟んでいます。14フレット下からテーパー状に入れられた板は最終フレットで2ｍｍほどの厚さになっています。これは恐らくネックをリセットした際、角度を付けることでネックが逆くの字になるのを嫌ってやったものと思われますが、、必要無かったと言えば必要無かったような気もします。そしてもう1つ不思議なのが、ブリッジ下にも2ｍｍほどの板が足されています。全体的なバランスを取る為にやったのか？丁寧と言えば丁寧な作業ですが、、こちらもやる意味あったのか？と思ってしまいます（笑）。その他はウッド・クラック等も無く、上々のコンディションを維持しています。ボディー・バックの6弦側ウエスト部辺りに６㎝程のクラックのようにも見えるキズがありますが、こちらは何らかの理由で塗膜が取れて線状に見えるだけで、木部は問題ありません。その他に気になりそうな点としては、ネックの２フレット裏辺りに1ｃｍ強のガリッとやったキズがあり、塗膜がチップしていますので、ネック裏のキズはNGという方には不向きですが、演奏上は何ら気になりません。あ、あとネック・ヒールに付けられたストラップピンはブルーで存在感ありありなので、ストピン嫌いの人には嫌悪されそうです（笑）。その他は小キズが散見出来る程度で、年式から考えると顔付きも非常に綺麗です。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦、12弦側で2.5ｍｍ、1弦側2.0ｍｍ程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうほとんど余裕はありませんが、現状でも12弦としては充分プレイヤビリティー良好かと思います。フレットは綺麗に擦り合わせされていて気になるような凹みも無く、全体的にオリジナル時の7～8割以上の高さが残っていますので、まだまだ安心してお使い頂けます。

物のクオリティーの割には日本ではまだまだ買いやすいお値段のギルド。ちょっといい12弦をお探しの方に是非オススメの1本です！

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

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