貴重な昭和ヘッドウェイの中でも特に稀少な200番シリーズ!!41スタイルHD-207が入荷です!!
信州松本に工場を構えるヘッドウェイ・ギター。1977年創業のヘッドウェイ・ギターはいつの時代もその価格からは想像を遥かに超えるハイ・クオリティーな製品を世に送り出してきた日本を代表する、アコースティック・ギターのトップ・ブランドです。そんなヘッドウェイも1983年の2度に渡る工場火災に因り、一時期アコースティック・ギターの生産を中止せざるを得ない状況に追い込まれます。その後、多くのファンからの熱い想いに応える形で1999年に復活を遂げ、以降現在に至るまで高品質でハイ・コスト・パフォーマンスな製品を世に送り出しています。今回入荷は1980年頃に生産されたHD-207。昭和ヘッドウェイは実質6年間しか生産されていないため、現存する個体数も少なく、探しているファンの多い人気のジャパン・ビンテージです!
ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・ローズウッドSIDE&BACK、ナトーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測42.9mmナット、646mmスケールのD-41スタイル。この価格帯だとボディーを取り巻くパーフリングはアバロン風セルですが、ポジション・マーク、サウンドホール・ロゼッタは本物の貝が使用されていますので、見た目もなかなか華やかです。細めのグリップ感のネックにノン・スキャロップ・ブレーシングと、ヘッドウェイらしい質実剛健な作りでありながら、想像を遥かに超える圧倒的なサウンドが魅力のギターです!
そのサウンドは、合板ボディー特有の荒削り感、エッジの硬さはあるものの、オール単板物にも負けないくらいのド迫力のパワフル・サウンド!ヘッドウェイのギターってとてもしっかりした作りで耐久性が抜群でありながらも驚くほどの音量が出るのが魅力ですね。こちらの個体もSIDE&BACK合板の中位機種でありながら、ちょっとビックリするくらいのパワフル・サウンドを響かせます。そして不思議なのはアバロン風セルでありながらも、ちゃんと40番台らしい煌びやかさも出ている点です。100番シリーズや500番シリーズの武骨で骨太なサウンドに比べるとちゃんと40番台らしい煌びやかな倍音感が感じられます。フラットピックで掻き鳴らせばエッジ感の強いブライト且つパワフルな爆音を響かせますし、フィンガーで爪弾いても粒立ちが良く適度なサスティーンを伴った煌びやかなサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わずオールマイティーにお使い頂けるサウンドかと思います!
楽器のコンディションは、年式なりのキズや使用感、経年感などありますが、取り立てて大騒ぎするような派手なダメージは無く、まずまず良いコンディションを保っています。ボディー・トップには打痕や弾きキズなどそれなりに入っていますが、使っていれば付くであろう自然なキズばかりです。強いて言えば6弦側の肩に入った1cmくらいの打痕がやや目立つかな~?くらいの感じです。PG周辺にはピッキングに因る木部の削れやピックで小突いたようなキズも見られますが、こちらも自然な貫禄で気になる程の事でも無いかと思います。サイド&バックは僅かなスレ程度の擦り傷が散見出来る程度で、ジャパン・ビンテージに付きものの塗装の白濁も無くかなり綺麗な状態です。ネックの7フレット裏辺りまでにはカポで押し付けたような僅かな凸凹がありますが、深いキズや塗装が剥がれているような箇所はありませんので、普通に使う分には何ら気にならないかと思います。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕がありませんが、もう少しだけ弦高を下げることも可能です。フレットはローフレットにいくらか弦の跡が付いている程度で一番減っている箇所でもオリジナルの9割程度の高さが残っていますので、今後長く使っていくにも安心です。
弾いてみれば絶対納得の、お値段以上のサウンド・パフォーマンスをご体感頂けるお買い得な1本です!
ケースは汎用のハード・ケースが付属します。
SN:5163