HEADWAY HD-210 1978年製
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超稀少!!オール単板ボディーの初期HD-210の78年製ビンテージが入荷しました!!

信州松本に工場を構えるヘッドウェイ・ギター。1977年創業のヘッドウェイ・ギターはいつの時代もその価格からは想像を遥かに超えるハイ・クオリティーな製品を世に送り出してきた日本を代表する、アコースティック・ギターのトップ・ブランドです。そんなヘッドウェイも1983年に起きた、2度に渡る工場火災に因り、一時期アコースティック・ギターの生産を中止せざるを得ない状況に追い込まれます。その後、多くのファンからの熱い想いに応える形で1999年に復活を遂げ、以降現在に至るまで高品質でハイ・コスト・パフォーマンスな製品を世に送り出しています。今回入荷は工場火災前の1978年のHD-210。第一期ともいえる昭和ヘッドウェイは実質6年間しか生産されておらず、今なお昭和ヘッドウェイを探しているファンも多い貴重な時代の1本です!

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、ブラック塗り込みPG、実測43.3mmナット、644mmスケールのドレッドノート・ボディー。このHD-210というモデルは1980年頃にガラッと仕様が変更され、SIDE&BACK合板のD-41スタイルに変わります。後期のHD-210も大変人気のあるモデルですが、初期のオール単板ボディーのD-28スタイルのHD-210は、市場に出回る数も極端に少なく、非常に稀少なモデルと言えます。PG材やポジション・マーク等の違いはあれど、木材スペック的にはフラッグシップ・モデルHD-115と変わりませんので、非常にお買い得な1本かと思います!

サウンドは昭和ヘッドウェイらしい骨太で密度の高いパワフル・サウンド!ローズウッド・ボディーの太く安定感のある中低域に芯の太いしっかりと発音されるハイが絡み、力強くトルク感のあるサウンドを響かせます。近年流行りのスキャロップ・ブレーシングでふわんと音が出る楽器に比べると倍音成分はやや少なめに感じますが、その分基音が太く存在感のあるサウンドになっていると思います。フラットピックで搔き鳴らせば、ゴンゴンと響き渡る男性的なパワフル・サウンドを響かせますので、ブルーグラスやカントリーなどのパワー重視の演奏にもばっちり嵌まります。フィンガーで爪弾いても基音のしっかりした粒立ちの良いサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、ヘッドウェイならではの質の高いサウンドをご堪能頂ける事と思います!また、こちらの個体には後付けでL.R.Baggsのi-BeamパッシブPUが搭載されています。本格的なライブには外付けのプリアンプが有った方が良いと思いますが、案外音圧感もありますので、ライブ・ハウスくらいの規模ならダイレクトBOX直挿しでも使えそうな気がします。

楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感などありますが、使うための楽器としてはバッチリ調整が行き届いています!ボディー・トップの、特にPG周辺にはピッキングに因る木部の削れやピックで小突いたようなポツキズがそこそこ付いていますが、まあ50年近く現役で使われてきた楽器として見ればそんなに不自然なキズは有りません。PG内側のサウンドホール周りは長年のピッキングに因り木部が削れ、サウンドホール・ロゼッタのセル・バインディングも一部削られています。その他にもトップには小さな打痕が散見出来、サイド&バックやヘッドに掛けても小キズはいくらか見られますので、決して極美品ビンテージとは言えませんが、全体的に見れば年式の割にはまずまず綺麗な方かと思います。ボディー・サイドの肩部、ヒール脇にストラップピンが付いていますが、、止めネジはネックブロック横に出ていますので、強度的な事を考えるとこのストラップピンは使わない方が賢明かと思います。ペグはオリジナルのUSAグローバーで操作性もスムーズです。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはリフレットされてからほとんど弾かれていないようで、ほぼ10割の高さが残っています。

昭和ヘッドウェイも年々市場への流通量が減ってきています。お探しだった方は是非お早めにご検討下さい!

ケースも貴重な昭和時代のヘッドウェイ・ハード・ケースが付属しています。

SN:833