HEADWAY HD-305 1982年頃
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昭和ヘッドウェイの隠れた名器!!マホガニー・ボディーHD-305!!

信州松本に工場を構えるヘッドウェイ・ギター。1977年創業のヘッドウェイ・ギターはいつの時代もその価格からは想像を遥かに超えるハイ・クオリティーな製品を世に送り出してきた日本を代表する、アコースティック・ギターのトップ・ブランドです。そんなヘッドウェイも1983年に起きた、2度に渡る工場火災に因り、一時期アコースティック・ギターの生産を中止せざるを得ない状況に追い込まれます。その後、多くのファンからの熱い想いに応える形で1999年に復活を遂げ、以降現在に至るまで高品質でハイ・コスト・パフォーマンスな製品を世に送り出しています。今回入荷は工場火災前の1982年頃のHD-305。第一期ともいえる昭和ヘッドウェイは実質6年間しか生産されておらず、今なお昭和ヘッドウェイを探しているファンも多い、貴重な時代の1本です!

ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・マホガニーSIDE&BACK、ナトーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、実測43.2mmナット、644mmスケールのドレッドノート・ボディー。昭和ヘッドウェイはそのほとんどのモデルがローズウッドSIDE&BACKですが、マホSIDE&BACKの305と308も意外に人気が高く、305や308ばかりを収集するファンもいるくらい、昭和ヘッドウェイの隠れた名器と言われています!

そのサウンドは、奇をてらわない素直で実直な安定のサウンド!決して派手派手しいサウンドではありませんが、マホガニー・ボディーのクリアーで温かみのあるサウンドがしっかりと表現されています。305の方はSIDE&BACKは合板ですが、弾いている印象だと全く合板感を感じません。音質的にも音量的にもオール単板ボディーと遜色ないクオリティーのサウンドかと思います。308の方はオール単板ボディーですが、正直そんなに大きな違いは感じられず、305でも充分マホガニー・サウンドの醍醐味を味わう事が出来るように思います。フラットピックで掻き鳴らせば、ノン・スキャならではの密度の高いパワフルなサウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いても適度なサスティーンを伴った透明感のあるサウンドを奏でますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで素朴で優しいマホガニー・サウンドをご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは、年式から考えると比較的綺麗なコンディションを維持していますが、いくつか特徴的なキズがあります。ボディーをあちこちにぶつけていたのか?ボディー・バックのエンド部に3.5cm×1.5cm、1弦側膨らみ部に1cmくらいのトップ・コートがチップした箇所があります。そんなに激しいキズではありませんが、何かの拍子にトップ・コートがペリッと剥がれたものと思われます。指で撫でると当然段差は感じますが、今後ここからペリペリと剥がれてくるような事は無さそうです。その他にもトップの6弦側膨らみ部に何か硬い物をゴリゴリと擦ったようなキズや、ヘッド・トップ先端にもやや目立つキズがありますが、それら以外はポツポツと小さな打痕や擦り傷が散見出来る程度で、トータルで判断すれば年式の割には綺麗な方かと思います。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルは1、6弦側共に1mm強しか余裕がありませんので、あまり低めの弦高には出来そうもありませんが、現状でも充分プレイヤビリティー良好かと思います。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度の高さが残っています。

昭和ヘッドウェイは入荷してもいつも直ぐに売れてしまいます。お探しだった方はお早めご検討下さい!この値段で買えるギターとしては最上級のサウンド・クオリティーかと思いますよ!

ケースはキャッツ・アイが入っていたと思われる汎用のハード・ケースが付属します。

SN:8491