HEADWAY Woodman D-CUSTOM Made by Momose 2004年製
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百瀬作品の中でも最高傑作の1つとの呼び声も高いウッドマン企画、百瀬流プリ・ウォーD-18スタイル!!

作りの確かさとサウンド・クオリティーには定評のあるヘッドウェイ・ギター。マスター・ルシアーである百瀬恭夫氏のギター製作に対する理念、ポリシーを頑なに守り、高品質でコスト・パフォーマンス性にも優れた作品を次々と発表している、日本を代表するアコースティック・ギター・メーカーです。今回入荷の1本は、お茶の水にある老舗プロ・ショップ、Woodmanさんが企画、販売していたWoodman D-Custom。同時期に作られていたプリ・ウォーOM-28スタイルと共に多くの話題を呼び、今なおこのモデルは百瀬作品の中でも特に傑作だとするマニアも多く、探している方も後を絶たない名器です!

アメリカン・レッド・スプルースTOP、ホンジュラス・マホガニーSIDE&BACK、ホンジュラス・マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ウェーバリー・オープン・バック・ギア・チューナー、ロング・スロット・サドル、フォワード・シフト・スキャロップ・ブレーシング、実測44.7mmナット、645mmスケールのD-18スタイル。当時ウッドマンの社長が所有していたプリ・ウォーD-18とOM-28をヘッドウェイ工場に持ち込み、百瀬氏にブレーシングなどを採寸してもらい、プリ・ウォー・マーチン・レプリカを目指した意欲作。しかしそこは百瀬氏、100年使えるギターを作るというポリシーから、トップ厚などは微妙に変え、百瀬流プリ・ウォーD-18レプリカを完成させたようです(笑)!

サウンドはマホ・ボディーとは思えない爆発力のあるパワフルなサウンド!マホ・ボディーならではの音のしなり感はあるものの、弾いた瞬間に反応するダイナミックなサウンドで他を寄せ付けない存在感抜群のサウンドを響かせます。ローズウッドのような重みのある低音ではありませんが、反応良くパワフルに鳴るローに、レスポンスが良くダイナミックに響くミドル、ギラギラとした印象さえ与える艶やかで倍音豊かなハイなどが混じり合い、ちょっと驚くほどのボリューム感満点のサウンドをご堪能頂けます。フラットピックで搔き鳴らせばコリングスも真っ青な超パワフル・サウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いても反応が良くそれでいて基音の太い煌びやかなサウンドを奏でますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで百瀬氏の1つの到達点とも呼べる最上級のサウンドをお楽しみ頂けます!

楽器のコンディションは、ポツポツと小キズは点在していますが、トータルで見れば充分美品コンディションを保っています。ボディー・トップには米粒大にも満たない程度の打痕がいくつか、ボディー・バックには多少のスレ、ヘッドにもコチッつぶつけたような打痕が確認出来ますが、いずれのキズも20年間使われてきた楽器として見れば当たり前のキズばかりですので、余程キズは許せないという方でなければ気になるような箇所は無いかと思います。強いて言えばボディー・サイドのお尻付近にややキズが多いかな?くらいの感じです。過去にPUを搭載していた時期もあったようで、エンドピンはオーバー・サイズのモノにリプレイスされています。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側1.9mm程度と非常に弾きやすいセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心に少し減りが確認出来ますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度の高さが残っています。

晩年に向けて百瀬サウンドはどんどん成熟していった印象がありますが、、久しぶりに弾くと2004年の時点でもうここまで完成されていたか!と唸ってしまう、間違いなく「傑作」と呼べる逸品です!

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:1139