K.ヤイリの人気シリーズDYシリーズの中でも特に人気のDY-18!!ヤイリ流18スタイルです!!
日本を代表する老舗アコースティック・ギター・メーカーK.ヤイリ。70年代には雨後の筍のように乱立していたアコースティック・ギター・メーカーの中で、今なお第一線で活躍する名実共にトップ・クラスのアコースティック・ギター・メーカーです。今回入荷は76年製のDY-18。いわゆるマーチン・レプリカを目指したオール・ソリッド・ウッドのDYシリーズの中でも、今なお生産が続けられている人気のご長寿モデルです!
スプルース単板TOP、マホガニー単板SIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測43mmナット、645mmスケールの伝統的ドレッドノート・ボディー。いわゆるマーチンのD-18スタイルですが、素朴で美しいサウンドの中にもヤイリらしさの光る秀作です!
サウンドは明るく抜けの良いマホガニー・サウンド!音がすっきりと立ち上がり、素直で透明感のあるサスティーンを伴って、爽やかなサウンドを響かせます。音の塊感がありつつも、粒立ちの良いサウンドですので、フラットピックからフィンガーピックまで、演奏スタイルや音楽ジャンルを問わずオールマイティーにお使い頂けるマルチなサウンドです!
楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感、経年感などあり、長年使い込まれてきた事が窺える渋いルックスになっています。ボディー・トップには多くの弾きキズや打痕がありますが、いかにも使い込まれてきた楽器の顔付きで良い感じかと思います。その他にも打痕や擦り傷など沢山ありますので、決して美品とは言えませんが、ビンテージ・ギターとして見れば取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。ネックの裏にはカポキズもありますので、ネック裏のキズは絶対イヤと言う方には不向きですが、演奏上は取り立てて気になることも無いかと思います。また、ヘッドのロゴは消され、手書きっぽいマーチンになっています(笑)。そのロゴも半分消えかかっているので、妙にリアルです(笑)。昔ってこういう事、よくやりましたよね。私が中学高校時代に使っていた安物のエレキ達も全部手書きのFenderでした(笑)。オリジナルのグローバー・ペグはトルクは問題ありませんが、かなり腐食が進んでいるので、手触り等気になる方は近年グローバーに交換しても良いかも知れません。
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは全体的に減りが見られ、オリジナル時の6割程度の高さになっていますが、全体的に減っていますので、音のビビリも無く、演奏性もスムーズです。
素朴ながらしっかりと鳴ってくれる1本!リーズナブルで出来の良いギターをお探しの方にもオススメです!
ケースは汎用のハード・ケースが付属しますが、、3つの蝶番が全て壊れていてガムテープで補強されています。蓋がパカッと取れてしまいそうなものですが、不思議なバランスで普通に使えます(笑)。
SN:9365