MARTIN 000-28 1997年製
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今となっては貴重なノンスキャ期の000-28!!程よく色焼けした落ち着いたルックスと安定安心のサウンドが楽しめます!!

マーチンを代表するスタイル28。アコースティック・ギターの中心と言えばマーチンのD-28という事になると思いますが、000-28はドレッドノート・ボディーが生まれる1931年より遥かに前から作られている歴史あるモデルです。1902年にスペシャル・モデルとして作られた000-28は1904年より生産が開始されます。そんな100年を超える歴史を持つ000-28も2018年に大幅にマイナーチェンジされる事となります。まず2012年にD-18とD-18Vが統合され、D-18スタンダードに生まれ変わったのをきっかけに、2017年にはD-28が、そして2018年にはほとんどのモデルが、ビンテージ・スペックが取り入れられたニュー・モデルへとマイナーチェンジされる事となりました。000-28も2018年にマイナーチェンジが行われ、スキャロップ・ブレーシング&ヘリンボーン・トリムのビンテージ風な仕様に変わってしまいました。今回入荷は97年製の個体。今となっては大変貴重なノン・スキャ期の1本です!

シトカ・スプルースTOP、インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、実測42.9mmナット、24.9インチ・スケールのオーディトリアム・ボディー。シンプルな装飾に、ネックも往年のロープロファイルUシェイプ・ネックというお馴染みのスペックです!

そのサウンドは素朴で芯の太いマーチン・サウンド!ローズウッド・ボディーの重厚感のある低域に、マーチンならではの弾力性に富んだ中域、艶やかで芯の太い高音などが混然一体となり、何とも落ち着く癒しのサウンドを響かせます。スキャロップ・ブレーシングのような華やかなサウンドから比べると、ややダークな印象は拭えませんが、この甘く優しいサウンドこそがマーチン本来のサウンドかと思います。フラットピックで掻き鳴らせば、そこそこの音圧はありながらも耳当たりは優しく、聴く者の気持ちを和ませるようなサウンドで、このサウンドこそがマーチン・サウンドの魅力かと思います。そしてフィンガーで爪弾いた際にも、スキャロップ・ブレーシングのような倍音感やサスティーンはありませんが、基音のしっかりとした、素朴で素直なクリアーなトーンを響かせますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでマーチン本来のサウンドを存分にご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは、ちょこちょこと小キズは散見出来ますが、遠目にも目立つようなド派手なキズはほとんど無く、年式から考えるとまずまずの美品コンディションと言えるでしょう!光にかざして子細に眺め回していくと、ボディー・トップにはコツコツと極小さなキズがそこそこの数確認出来ますが、ほとんどのキズが光の反射で見て初めて気付く程度の些細なキズばかりですので、色焼けしたトップの渋い雰囲気と相まってほとんど気にならないかと思います。ネックの2フレット裏辺りに8mmくらいのトップ・コートの剥がれがあります。指で撫でるとガサツキを感じますが、演奏上は全然気になりません。その他バックにいくらかのスレがあり、ヘッドにもチューナーを付けていたような跡が見られますが、いずれのキズも30年近く使われてきた楽器として見れば、大騒ぎするようなモノは無いかと思います。

ネックは角度調整済みで差し角もばっちり、ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは過去に擦り合わせされているようで少し低くなっていますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配もありません。

もうすでに新品では買えないディスコン仕様のモデル!安心安定の往年のマーチン・サウンドを是非!

ケースもオリジナルのハード・ケースが付属していますが、中の紐が外れているので、開けると70年代マーチン・ケースのように180度全開しますのでちょっと注意が必要です。

SN:609789