1987年にギターズ・オブ・マンスとして50本のみ製作されたハカランダD-45!!ほとんどキズの無い極美品中古が入荷しました!!
1984年より始まったマーチンのGuitars of The Month。毎年限定モデルを発表し、多くの話題を集める名物シリーズです。かの000-42ECやD-18Golden Era、D-45CFM Brazilianなどなど多くの名器を生み出してきたギターズ・オブ・ザ・マンス。今回入荷は87年の限定モデルD-45LE。14フレット・ジョイントのD-45が誕生してから50周年を記念して作られたスペシャルなD-45です!
ソリッド・シトカ・スプルースTOP、ソリッド・ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)SIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、フォワード・シフト・スキャロップ・ブレーシング、実測43.1mmナット、25.4インチ・スケールのD-45。このモデル、ポジション・マークとブリッジ・ウィングに入れられたアウトライン・ヘキサゴン・インレイが印象深いですが、その他にも通常の45には無い指板脇やネック・サイド、ヘッド・トリムやヘッド・サイドにもこれでもか!と言わんばかりのアバロン・パーフリングが入れられた豪華絢爛な仕様。ボディー・バックのセンター・ストリップにもアバロン貝が使用されています。そして87年製なので、使われている貝は全てソリッド・アバロンというのも特筆ものですね!ボディー・トップの裏にはマーチン4世を始め、製作に係わったルシアー達の直筆サインがびっしりと入れられています。
サウンドはマーチンらしい華やかで優しいサウンド!ドワンと響くローに甘く深みのあるミドル、貝巻きモデルらしい煌びやかで艶やかなハイなどが混然一体となり、甘く柔らかな、且つ煌びやかで優美なサウンドを奏でます。相当大事に扱われてきたようで、まだまだポテンシャルを発揮しきれて無い感はありますが、これからどんどん弾き込んでいって上げれば、マーチンらしい優しいサウンドにハカランダならではのパンチ感、45スタイル特有のスズ鳴り感が増してきて、極上のサウンドに昇華していく事と思います!
楽器のコンディションはほとんどキズの無い極上コンディションです!作られてから既に35年以上の年月が経過している訳ですが、そんな経年感は全く感じません。バインディングがやや焼けて、ボディー・トップにはウェザーチェックがちらほらと見えますので、全くの新品同様とは言えませんが、塗装の艶感などは新品時の状態と変わりなく、非常に良い状態を維持しています。ボディー・トップの両膨らみ部と、ブリッジ周りにウェザーチェックがいくらか見られますが、まぁこればっかりはラッカー塗装故の経年として致し方ない部分でしょう。キズに関しては、1弦側のボディー・サイドに1mmくらいのポチキズが2つ並んでいて、ヘッド・トップの先端にチューナーを引っ掛けたような5mmくらいの擦り傷が見つかりますが、37年前に作られた楽器として見れば、まず気になるレベルでは無いでしょう。光にかざしてよくよく見れば、ボディー・バックにも衣服で擦れたような微かなスレが見えなくも無い程度に発見出来ます。ブリッジは度重なる弦交換に因り、スリットの部分に僅かな木のチップもありますが、こちらも使っていたらどうしようも無い部分かと、、。全くの新品同様とは言えませんが、年式から考えれば驚くほど綺麗なコンディションと言えるかと思います!
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。その状態でサドルはブリッジから1.5mm強出ていますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに僅かな減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8~9割の高さが残っています。
今回は委託主様のご厚意により、現在世に出ているハカランダ物D-45の中では最安値です!ただのハカランダD-45よりも価値のあるギターズ・オブ・マンスD-45ですよ!
オリジナルのブラック・ケースも良い状態を維持していますが、横の鋲が1つ取れて掛かっています。
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SN:470233