恐らくアジア大陸で作られた贋作、、泣、、しかし音は妙にいいです(笑)。。
海外の著名なルシアー風に仕上げられた贋作です(泣)。
ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測42.7mm、650mmスケールのドレッドノート・ボディー。ヘッド裏とボディー内のセンター・シーム部に著名な作家風な焼き印が入れられていて、明らかに贋作として世に出されたものと思われます。焼き印自体は完コピされていて、こりゃいかんですね。昔の日本にも「Gibon」とか「Faunder」とか「Pro Martin」とかいかがわしいブランドが沢山ありましたが、完コピしちゃうメーカーは無く、ちょっとクスッと笑えるところが良かったですよね(笑)。アメリカから見れば50年前の日本も今のCみたいな見られ方をしていたのかも知れませんが、、ここまで丸パクリはしてなかったですからね。。SIDE&BACKに貼られたマホガニーの杢目なんか非常に綺麗でぱっと見騙されそうな佇まいです。
でも音は妙にいいんですよね。パンチのあるサウンドで、ブラインドで聞けば案外多くの人が騙されてしまいそうなくらい、サウンド・クオリティーは高く感じます。1弦に合板ギターならではのやや詰まる感じがありますが、ジャランとストロークなんかすると、押し出しの強い存在感のあるサウンドを響かせます。
楽器のコンディションはほとんど未使用の新品同様のコンディションです。前オーナーの方は贋作と知らずに騙されてしまったようですが(泣)、贋作と知り手放されたという経緯です。ネックのヘッド裏とヒール部分は茶色い塗りつぶしの塗装になっていますが、こちらはネック折れなどの修正跡では無く、恐らくヒールの木の継ぎ足しやヘッドのスカーフ・ジョイントの跡を消して1ピース・ネック風に見せているんだと思われます。
ネック・コンディションも不思議と非常に綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側2.0mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットの減りも無く10割の高さが残っています。
モノがモノだけに保証無しの現状渡しとさせて頂きますが、サウンド・クオリティーや楽器自体の出来はなかなか良い、不思議ちゃんギターです。
ケースは汎用のギグ・バックが付属します。