元は生アコ、今はアンセム付き、、、考えようによってはとっても美味しいテイラー714が入荷しました!!
今やマーチンと肩を並べる大手アコースティック・ギター・メーカーへと急成長したテイラー・ギター。その使い勝手の良さから、多くのプロ・ミュージシャンがライブやレコーディングでテイラー・ギターを多用し、王者マーチンも最近ではテイラーを追いかけるような新製品を出すなど、アメリカのアコースティック・ギター市場では外すことの出来ないビッグ・メーカーとなり、日本でもここ20年ほどで認知度を急速に上げ、今や売上シェア、人気共にマーチン、ギブソンと肩を並べる3大アコースティック・ギター・メーカーになりました。
今回入荷は2006年製の714。元々はPU無しの生アコ・モデルですが、後付けでL.R.BaggsのAnthemが取り付けられた、ある意味とっても良いコンビネーションに生まれ変わった1本!トップ材も非常に評価の高かったシダー・トップというのも見逃せないポイントですね!
ウエスタン・レッド・シダーTOP、インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、トロピカル・アメリカン・マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44.8mmナット、25.5インチ・スケールのノン・カッタウェイ・グランド・オーディトリアム・ボディー。ボディー幅は16インチと、ドレッドノートと同じ幅がありながら、ウエストの搾れたグラマーなボディー・スタイルで抱えやすく、且つボリューム感も損なわないボディーとして、テイラー一番人気のボディー・スタイルです!
サウンドはテイラーらしいクリアーでバランスの良いサウンドに、シダー・トップならではの音の色気が加わり、生音でも充分使えるサウンドになっています!テイラーの生音はハイからローまで均一にクリアーに発音されますので、ある意味少し冷たい印象を受ける方もいらっしゃると思いますが、そのちょっと無機質とも感じられるサウンドに、シダーならではの音のしなり感、ふくよかさが加わり、何とも色気たっぷりなサウンドに変化しています。店主も昔からテイラーならこのシダー/ローズの組み合わせが一番好きで、如何にも生アコらしいサウンドだと思います。シダー・トップだとガツッとした音の立ち上がりは期待できませんが、その分中域のふくよかさ、音の艶感が増して、耳当たりの良いい色気たっぷりなサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションは、しっかり弾いてこられた事が伺える小キズは散見出来ますが、不自然なキズやダメージは無く、まずまず良いコンディションをキープしています。ボディー・トップのPG及びサウンドホール周りにはピッキングに因るキズがいくらか付いています。PG斜め下に向けて、ピックを振り切って出来たようなピッキングキズが数本、PG内側にはピックで小突いたようなコツキズがいくらか確認出来ます。そしてピックガード下に出来たピッキングキズを消そうとしたのか、そこだけ少しヤスった跡があり、トップコートの艶が消えています。その他にも米粒大の打痕が2つ、極小さいポチキズが3つほど確認出来ます。
1弦側のボディー・サイドにはコツコツとぶつけた小さな打痕が3つほど見つかりますが、バックはキズらしいキズも無く、綺麗なコンディションを維持しています。ネック裏もキズは無く綺麗な状態です。ヘッド・トップにはスレ程度の擦り傷は確認出来ますが、中古品として考えればまず気になるような事は無いでしょう。
ピックアップは上記の通りL.R.Baggsのアンセムが後付けされています。ピエゾPU+Tru Micの組み合わせで、サウンドホール脇に付けられたコントローラーで多彩なサウンド・メイキングが可能です!テイラーのESピックアップ・システムも素晴らしいですが、Anthemも後付けPUの中ではトップ・クラスの高評価なPUですので、逆にこのスペックの方が有難いという方も多いのでは、、?!
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.0mm、1弦側1.6mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットにいくらか減りが確認出来ますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度の高さが残っていますので、まだまだ安心してお使い頂けます。
テイラー・サウンドが苦手という方にも是非一度お試しいただきたい、柔らかく色気のあるサウンドが楽しめる1本です!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:20060124125