非常に珍しいフォーク・タイプのグリーン・ラベルFG-170が入荷しました!!
ヤマハ伝統のFGシリーズ。1966年に産声を上げたヤマハFGシリーズは、現在に至るまでヤマハ・アコースティック・ギターの中核を成すシリーズとして人気を博しております。1974年からスタートしたヤマハLシリーズの登場で、1975年頃からはどちらかと言えばエントリー・モデルのシリーズとして定着しましたが、それまではヤマハ・アコースティック・ギターそのものとして名器FG-1500やFG-2000などを含む高級機種も生産されていました。今回は伝説の赤ラベルFGからリニューアルされた通称グリーン・ラベル期のFG-170の入荷です!
ラミネイト・スプルースTOP、ラミネイト・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測44.4mmナット、実測約635mmスケールのヤマハ・オリジナル・フォーク・タイプ・ボディー。ウエスタン・ボディーのFGは数多く出てきますが、フォーク・タイプのFGは非常に珍しいと思います!こちらのFG-170はFGシリーズの元祖FG-170と並んで1966年に発売されたFG-150の後継機種的な存在です。まぁ当時はウエスタン・ボディー全盛の時代ですからフォーク・サイズ自体生産量は少なかったでしょうし、、そう考えるとなかなかお目に掛かれないお宝かと思います!
サウンドは非常に素直に発音されるブライトで爽やかなサウンド!FGシリーズならではのエッジ感の強いサウンドながら、フォーク・サイズらしい立ち上がりの良い出音に適度なサスティーンが絡み、FGらしさは残しながらもブライトでライトなサウンドをお楽しみ頂けます!
楽器のコンディションは年式なりの小キズや経年感などありますが、そんなにド派手に目立つようなキズはありませんので、年式から考えるとまずまずの美品コンディションと言えるでしょう。全体的に細かい打痕や擦り傷、弾きキズなど多数確認出来ますが、70年代ビンテージとして見れば取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。現状弦高もベストな状態にセッティングされていますが、弦高を下げるためにブリッジの上部が僅かに削られているようにも見えます。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.9mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもう余裕がありませんが、現状でも70年代ヤマハとしては驚異的なプレイヤビリティーかと思います。フレットは意外な程減りが少なく、まだ充分な高さが残っています。
滅多に出ない稀少モデルですので、ヤマハ・ファンにもオススメですが、小ぶりで気軽に使えるギターをお探しの方にもオススメのメンテナンス・フリーな1本です!値段が値段なんで保証無しの現状渡しとさせて頂きますが、現状気になるような瑕疵も無く、上々のプレイ・コンディションです!
ケースは汎用のプラ・ケースが付属します。
SN:30411230