ヤマハ伝統のL四天王の中でも突出した人気を誇るL-53の美品ビンテージが入荷しました!!
1974年にL-31が発売された事から始まったヤマハ伝統のLシリーズ。75年には様々なLモデルが発表され、長きにわたり多くのファンを魅了してきました。中でもカスタム・モデルのL-51、L-52、L-53、L-54はLシリーズの最上位ラインナップとして人気を博し、現在でもヤマハ四天王の称号を誇り、今なお探している方が後を絶たない超人気アイテムとなっております。今回入荷はそんなL四天王の中でもダントツの人気を誇り、その人気故LLに移行後も生産の続けられたL-53。受注生産で作られていたハカランダSIDE&BACKの大変貴重な1本です!
最高級エゾ松単板TOP、高級ハカランダ単板SIDE&BACK(バック3ピース)、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、オリジナル・ノン・スキャロップ・ブレーシング、実測43.3mmナット、651mmスケールのヤマハ・オリジナル・ジャンボ・ボディー。ヘッドに散りばめられたアバロン・インレイやアバロン・ポジション・マーク、アバロン・トリム&ロゼッタのアバロン尽くしの豪華絢爛な仕様!そして今回入荷の個体のハカランダ材も特筆ものです!バック・センターのハカランダの杢目はややうねりがありますが、両ウィングとサイドのハカランダ材は見事な柾目のハカランダが使用されています!近年物ではまずお目に掛かれない最上級のハカランダですね!
サウンドは弾いた瞬間に高いギターだという事が分かる高級感溢れるサウンド!ヤマハらしい骨太でがっつりと出るサウンドに、貝巻きモデルならではの煌びやかな倍音が絡み、力強くも優雅でキラッキラのサウンドを奏でます。カツンとタイトに発音されるローに弾力性のあるミドル、キラキラとした倍音を纏ったハイなどが混然一体となり、ヤマハらしさのある高級なサウンドをお楽しみ頂けます。フラットピックで搔き鳴らせば、エッジ感のあるブライトでラウドなサウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いても倍音成分たっぷりの美しいスズ鳴りサウンドが得られますので、ジャンルやプレイ・スタイルを問わず、ヤマハの最高級サウンドを存分にご堪能頂ける事と思います!
楽器のコンディションは、小キズこそ散見出来ますが、年式から考えると経年感も少なく、まずまずの美品コンディションと言えるでしょう。ボディー・トップには小さい当てキズや引っ掻きキズ等それなりに付いていますが、ほとんどのキズがぱっと見には目立たないキズばかりですので、40年以上使い込まれて来た楽器として考えれば取り立てて大騒ぎするほどのキズは無いかと思います。PGはオリジナルのべっ甲柄、ブリッジピンとエンドピンもオリジナルのアバロン・デカ・ドットです。なんとなくL-55のように黒ガードの黒ピンがオリジナルかな?と思っていましたが、過去のデータや他社様の情報等も見るとこれで正解のようです。当時のカタログを見てみても確かに白いピンで映っていますし、PGも不鮮明ながらL-55と比べると僅かにべっ甲柄っぽい物が使われています。当店に過去に入荷したL-53の画像を調べてみてもやはりべっ甲柄でした。サイドやバックにも小キズは点在していて、サイドの肩部にはぼんやりとした塗装の白濁傾向もほんの少し見受けられます。バックには一部塗装の荒れなんかもありますので、新品同様のピカピカとは言えませんが、年式から考えると充分綺麗なコンディションと言えるかと思います。ネック裏からヘッドに掛けては気になるようなキズも無く、非常に綺麗な状態を維持しています。ボディー内部の革ラベルにはもちろんテリー中本氏のサインが入っています。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。
昨今のビンテージ・ギターの高騰により、ヤマハ四天王もうなぎ上りに高騰していますが、、2012年に20本限定で復刻されたL-53が190万円+税だったことを考えると、今買っとくしかない超出物かと思います!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:1007