YAMAHA LJ36 2006年製
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生産量の少ないジャンボ・タイプのLJ36!!今となっては貴重な通しネック期の1本です!!

ヤマハ伝統のLシリーズ。1960年代から始まったヤマハ・アコースティック・ギター、FGシリーズの上位クラスのラインナップとして1974年からLシリーズはスタートします。マニアには垂涎のL四天王やフラッグシップ・モデルL-55など数々の名器を生み出してきたLシリーズは、30周年に当たる2004年に全面大幅リニューアルし、現在のLLシリーズへと変遷してきました。今回入荷は2004年のリニューアル時に新たにLLシリーズの仲間入りを果たしたLJボディーのLJ36。優れたサウンド・バランスと抱えやすいボディー・シェイプながら、生産量はLL、LS、LJの中では一番少ない案外稀少なモデルです!

ソリッド・イングルマン・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニー/ローズウッド5ピースNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44mmナット、650mmスケールのヤマハ・ミディアム・ジャンボ・ボディー。ボディー幅は約40cmとLLボディーとほとんど変わりはありませんが、ウエストのくびれたグラマラスなボディー形状故に抱えた時のサイズ感はLLよりも小さく感じ、肩ひじ張らずに楽々演奏出来る優れたボディー・シェイプの名モデルです!この36シリーズから塗装はオール・ラッカー・フィニッシュとなり、ボディーに散りばめられたアバロン・トリムと相まって、26とはまた一味違う、更に優美で美しいサウンドに仕上げられています!そしてこの個体のもう一つのポイントがネック。近年物のLシリーズのネックはヘッドとヒールが継ぎ足しの3分割のネックになっていますが、こちらはまだヒールからヘッドまで通しのネックとなっています!5ピース・ネックなので表現が難しいですが、いわゆる1ピース・ネックと同じ構造とお考え頂ければ宜しいかと思います。

そのサウンドは、ヤマハらしいしっかりとした出音ながら、倍音感たっぷりな優美で美しいサウンド!26シリーズがマーチンで言うところの28スタイル系のサウンドだとすれば、こちらは明らかに40番台系の倍音豊かなサウンド。キラキラと倍音豊かなサウンドの中にラッカー・フィニッシュならではの音のしなり感も感じられ、高級感溢れるサウンドをご堪能頂けます。たっぷりと余裕のある低音に、芯の太いしなり感のある中域、粒立ちが良く瑞々しく発音される高音などが混然一体となり、ボリューム感たっぷりながら耳当たりの優しい、優美で煌びやかなサウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、かなりの音圧が感じられるサウンドですが、往年のLシリーズのようなゴツゴツと男性的に鳴るイメージではなく、パワフルながら煌びやかな弾力性も感じられるサウンド。フィンガーで爪弾いた時の奥行きのある美しい音色は秀逸で、煌びやかながら懐の深いサウンドをご堪能頂けます!

楽器のコンディションは年式なりの小キズや経年感がありますが、使うための楽器としてのコンディションは上々です。普通に見ている分にはあまり気になりませんが、光にかざして見ると、ボディー・トップ全面にウェザーチェックが品よく入っています。これはラッカー・フィニッシュ故の経年感なので、まぁ致し方ない部分と言うか、、、「味」ですね。その他にもトップやバックにはポツポツと小キズは散見出来ますので、決して新品同様の極美品とは言えませんが、20年近くしっかり使い込まれてきたラッカー仕上げの楽器として見れば、取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。ネック裏には気になるようなキズも無く、演奏性もスムーズです。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは1、2弦を中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。

こちらの個体はまだARE加工が施される前のモデルですが、ここまで弾き込まれていれば自然にサウンドも成長していますので、全然関係ありませんね(笑)!

新品販売価格¥462.000

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:QMK080A