NXシリーズ最上位機種！！浜松工場生産のNCX2000FMが入荷しました！！

ヤマハのエレガット・シリーズNXシリーズ。普段アコギやエレキがメインのプレイヤーにも扱いやすく、且つガット・ギターならではの柔らかくふくよかなサウンドをそのままアウトプット出来るギターとして人気を博すシリーズです。そんなNXシリーズには、より生のクラシック・ギターに近い演奏性とサウンドを目指したNCXシリーズと、よりエレキに近い演奏性を追求したNTXシリーズがあります。今回入荷はガット・ボディー＆カッタウェイのNCX2000FM。NXシリーズで唯一浜松工場で生産されていたNCX2000のフレイム・メイプルSIDE&BACKバージョンの稀少な1本です！

ソリッド・エゾ松TOP（A.R.E.）、ソリッド・フレイム・メイプルSIDE＆BACK、マホガニーNECK、エボニー指板、ローズウッド+エボニー・ブリッジ、52ｍｍナット、650ｍｍスケールのカッタウェイ・ボディー。演奏性や生音を重視したナット幅に通常のクラシック・ギターと同じサイズのボディーは12フレット・ジョイントと、基本的にはクラシック・ギター奏者を意識した作りながら、ボディーにはカッタウェイを施すなど、エレガットとしての使い勝手にも配慮された名モデルです。

生音はオール単板ボディーでしっかりとしたサウンドが得られます。もちろん何百万もする本格的なクラシック・ギターのサウンドには遠く及びませんが、普段アコギやエレキがメインの方には充分クラシック・ギターらしい甘くふくよかなサウンドをお楽しみ頂ける事と思います。SIDE&BACK材はフレイム・メイプルなので、どちらかと言うとフラメンコ・ギターの要素が強いですが、ボディー厚は100ｍｍと通常のクラシック・サイズなので、歯切れの良いメイプル・サウンドながら深胴故のふくよかさも感じられるサウンドになっています。プラグイン時にはシステム61の2Wayピックアップ・システムと、手元のイコライジングで幅の広いエレガット・サウンドが作れますので、使用環境や楽曲によって多様なエレガット・サウンドをお楽しみ頂けます！しかもこちらの個体、2019年にヤマハ工場にて純正プリアンプとサドルが交換されていますので、今後長くお使い頂くにも安心です！

楽器のコンディションはキズの類は少なく、全体的にはかなりの美品コンディションですが、ちょっとした修正跡があります。ボディー・トップの6弦側サウンドホール脇に長さ5ｃｍくらいに渡り、塗膜をタッチアップした箇所があります。光にかざして見るともしゃっとしたオーバー・スプレーの感じが分かりますが、普通に見ている分にはまず気にならないレベルかと思います。同様に1弦ブリッジ穴の下に5ｍｍくらいのキズをタッチアップした跡があります。こちらは見る角度によって少し黒っぽい筋に見えますが、クラギのブリッジ下のキズはまぁ致し方ない部分かと思います。また、ブリッジの弦を通す穴の横に穴が追加されていて、ダブル・ホールに改造されています。こちらは弦の巻き方のくせのある方には嬉しい改造箇所かと思います。その他トップには小さな打痕やピッキング跡なども散見出来ますので、新品同様とは言えませんが、10年以上使われてきた楽器として考えれば充分美品コンディションに入るかと思います。SIDE&BACKからネックやヘッドに掛けては気になるようなキズも無く、綺麗な状態を維持しています。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6ｍｍ、1弦側2.4ｍｍ程度と、非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットの減りも皆無でほぼ10割の高さが残っています。

元々生産数が少なかったと思われるMade in Japanの最上位機種！現在では残念ながらディスコンになっていますので、お探しだった方はお見逃しなく！

オリジナル・ライト・ケース付き

SN:QPN057A