惜しまれつつも生産完了となってしまったヤマハの名モデルThe FGが久々の入荷です！！

1966年に発売されて以来、日本のフォーク・シーンを支え、多くのミュージシャンから今なお熱い支持を集めるヤマハFGシリーズ。特に通称”赤ラベル”と呼ばれるFG-180は、伝説のモデルとなり、現在でもメイン・ギターとして使うミュージシャンも多く、今なお人気の衰えないモデルです。そんなFGの基本デザインを継承し、現在のヤマハのギター作りに関する豊富なノウハウと最新技術を投入して作られたモデルがこのThe FGです。どちらかというとエントリー・モデルの位置付けだったFGを、オール単板ボディー、メイド・イン・ジャパンで作り上げた、ヤマハの新しいフラッグシップ・モデルとして人気を博しました！しかしにジャパン・メイドで￥275.000という定価設定が既に限界に達したのか、いつの間にか生産完了となってしまっています。

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板＆ブリッジ、実測43.7ｍｍナット、634ｍｍスケールのトラッド・ウエスタン・タイプ・ボディー。オープン・バック・ギア・チューナーや釣り鐘型トラスロッド・カバーなど、赤ラベルFGの雰囲気を演出しながらも、オール単板ボディーにはウッド・バインディングを施すなど、高級機種としての気品もしっかり持った丁寧な作り込みのモデルです！

サウンドはヤマハらしいバリンッとエッジの立ったサウンド！ヤマハらしい硬めのストレートなサウンドに、マホ・ボディーならではのしなり感が加わり、粒立ちの良いブライトなサウンドをご堪能頂けます。フラットピックで掻き鳴らせば、ブライトでエッジ感の強いド派手なサウンドが得られます。ローズウッド・ボディーのような重たい中低音は出ませんが、ヤマハらしい明るく爆発力の有るサウンドをご堪能頂けます。また、フィンガーで爪弾けば、反応が良く透明感のあるサウンドが得られます。オール単板ボディーだけあって、音の立ち上がり、弾力性、サスティーン共に申し分なく、昭和FGとは違う高級感あるサウンドをご堪能頂けます！また、こちらの個体には後付けでFishmanのインフィニティーPUが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即対応可能です！

楽器のコンディションは年式なりの小キズや使用感、修理歴などあります。まず修理歴としては、ボディー・バックのセンターから左右5ｃｍほどの箇所に肩から7～8ｃｍほどのクラックが入り接着修理されています。恐らく湿度調整が上手くなく、左右同じ場所にクラックが入ったと思われますが、しっかりと丁寧に接着修理されていますので、表面上はほとんど何処だか判りません。ボディー内部を覗くと補強のクリートが見えますので、修理されたことが分かる程度です。キズに関してはトップには6弦側指板脇やブリッジ横にやや目立つ打痕が2～3あります。ボディー・バックの肩部周辺には米粒大の打痕がかなりの数確認出来ます。バックルキズと言うよりは何か硬い物を押し付けたようなキズでちょっと不思議ですが、いくらか離れても分かるキズは2～3なので、まぁ中古品として考えればそんなに気になる程のキズは無いかと思います。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6ｍｍ、1弦側1.6ｍｍ程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは2弦を中心に少し減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度の高さが残っています。

今となっては新品を買う事も叶わなくなった伝説のモデル！修理歴有りとは言え、しっかり使える鳴りの良いモデルです！

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:QOM148A