Osamu Nakade 【中出治】 FC25 1982年製
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中出治氏の手に因る両用ギターFC25が入荷しました!!

中出阪蔵氏の実弟、中出六太郎氏のご子息である中出治氏の手に因る両用ギターFC25が入荷しました!

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板、ローズウッド・ブリッジ、実測52.2mmナット、実測653mmスケール。両用ギターとはクラシックとしてもフラメンコとしても使えるギターを指すそうです。大きなコンサート・ホールで演奏するパコ・デ・ルシアの為にコンデ・エルマノスが開発したようです。SIDE&BACKにローズウッドを使用しながらもトップ板を薄くし、音の深みと切れを獲得したフラメンコ・ギターという事です。こちらのギターもフラメンコとして使われる事を想定してか、両弦サイドには透明のPGが塗り込みで装着されています。

サウンドは確かに大きいサウンド!店主はあまりクラギの世界に造詣が深くないので、具体的に何がどうという事は言えませんが(汗)、クラシック的な弾き方でも、フラメンコ風な演奏をしてみてもそれぞれ「らしい」音のように感じます。

楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感があります。トップにはいかにもフラメンコで使っていたのであろう弾きキズや打痕が無数にありますので、決して極美品とは言えません。SIDE&BACKにも小キズはそれなりに入っていますが、がっつり使い込まれてきた楽器として見れば、取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。ヘッド裏の4弦ペグ上の木部がゴリッと欠けていますが、強度的な心配は無いでしょう。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.7mm、1弦側2.1mm程度と、こちらもフラメンコ仕様になっています。サドルにはもうほとんど余裕がありませんが、ナイロン弦を弾く方でこれ以上弦高を落としたいという方も居ないかと思います。フレットの減りは無く、充分な高さが残っています。

元々の値段は25万円だったようなので、初心者の方のエントリー・モデルとしてだけじゃなく、ベテランの方の使用にも耐えうるサウンド・クオリティーかと思います!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。